真保裕一 の書籍リスト           

  
真保裕一に関する書籍をご紹介しています。






このサイト「 真保裕一 の書籍リスト 」について
世界最大の通販サイト「Amazon」と提携して、評価の高い厳選した商品をご紹介しています。

夢の工房 (講談社文庫)
価格: 660円
レビュー評価:4.5 レビュー数:4
前職から小説家になるまでの経緯をはじめ、作品執筆の流れや取材方法、思い入れなどが語られ、作品だけでは伺いしれない著者の一面を垣間見ることができる。そういう意味でも、好きな作品の舞台裏を覗かせてもらったような気分になる、まさに『夢の工房』。
個人的には、おまけ的に入っている中編小説がちょっとさっぱりしすぎていて残念なものの、それを差し引いても「必読の完全バイブル」という帯に偽りナシ!
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最愛
価格: 1,575円
レビュー評価:2.5 レビュー数:24
この作品は「ホワイトアウト」がとても面白かったので同じ作者だから読んでみたが、感想は最悪だった。主人公とその姉に全く共感できないし、ストーリーの落ちも肩透かしで、本当に「ホワイトアウト」と同じ作者が書いたのか疑ってしまった。内容的には星1つに近いが、文章が読みやすく、挫折せず最後まで読めたので、星2つ。
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ダイスをころがせ!
価格: 1,890円
レビュー評価:3.0 レビュー数:12
 府知事選が明日(H20.1.27)なので、つい手にとって読んでしまった……。

 事業失敗のツケを払わされる形で仕事を辞めてしまった駒井は、静岡県秋浦市の市長選に立候補するという元新聞記者の友人の天知に無理矢理誘われる形で秘書として参戦。
 巧くいかない夫婦関係や、現状の政治への不信や、色々な思惑が蠢く選挙戦をスピード感たっぷりに描いた作品。

 オチが無いなんてレビューもありますが、安易なオチが必要な作品だとは思えません。「サンデー毎日」連載当時に政治事情を踏まえて、政治ってなんや、選挙ってなんやという曖昧で一般市民から遠く、汚
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トライアル (文春文庫)
価格: 470円
レビュー評価:3.5 レビュー数:8
イギリスのミステリ作家ディック・フランシスによる競馬ミステリのシリーズは有名だが、本作は競輪、競艇、オート、競馬といわゆる公営ギャンブルの選手を主人公にした短編集。
競輪、競艇選手を描いたコミックはあるが、小説となるとなかなか珍しい。公務員など小説の主人公として成り立ちにくい(と思われてきた)職業の人物を描いてきた著者の面目躍如たるところがある(著者の代表作『ホワイトアウト』ですら、主人公は電力会社職員だし・・・)。
新人からベテランまで同じ条件で行われる完全な競争社会であること、厳正な競技のために選手たちに課せられている様々な制約など一般に知られることが少ない競技に
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取引 (講談社文庫)
価格: 940円
レビュー評価:3.5 レビュー数:5
公正取引委員会の審査官が汚職嫌疑の罠にはめられる最初の出だしはスピーディで引きつけられたが、そこから密偵としてフィリピンへ赴任する過程は何だか違和感が残る。密偵対象の旧友、その家族、フィリピンの地元警察官などの人物描写、そしてアクション描写は印象的。最後のどんでん返し(?)は楽しく読んだが、真犯人についてはやや不満(ちょっとそれは反則じゃない?と言いたくなりました)。
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繋がれた明日
価格: 1,785円
レビュー評価:3.5 レビュー数:19
加害者の立場で見れば、加害者だけが悪いわけではないにも関わらず懲役7年の判決がでたこと、罪を償って出所したあともちょっとした騒ぎですぐに警察に厄介になること、仕事先でも打ち解けられないこと等、同情する気持ちにもなる。ただ、被害者の立場で見ると、なぜ被害者が殺されねばならないのかという理不尽な気持ち、殺人犯がたった6年で仮釈放されたこと、すぐに謝罪にこないこと等、加害者を許せない気持ちになるのも分かる。結局のところ、第3者ではどちらが正しいとは決められず加害者、被害者それぞれの問題だというのが物語の結論なのだが、この小説では保護司の大室が印象的だった。被害者の恋人を諭す場面はどうやって説得する
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密告 (講談社文庫)
価格: 860円
レビュー評価:3.0 レビュー数:6
それなりに最後まで読むことはできるのですが、登場人物のだれにも共感できないままでした。まずつきあっていたとさえ言えないくらい薄い間柄(でしか描かれていないと思うのですが)の女性からの頼みで、その女性の夫を尾行する心境がよくわからいないし、そのあとの展開の動機として、その女性の誤解を解きたい一心でどんどん単独での捜査(?)にのめりこんでいくという過程もなじめませんでした。もう少し主人公とその女性の恋愛関係がたとえ過去のものでも深く描かれていれば理解できたのかもしれないけど・・・でもこの主人公の粘着質な性格が最後まで好きになれなかったです。
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灰色の北壁
価格: 1,575円
レビュー評価:4.5 レビュー数:8
「山」をテーマとして3編を収録した中編集。
大学の山岳部のライバル2人が遭難。黒部の羆と呼ばれる屈強な男は、彼らの救助に向かう(『黒部の羆』)。
クライマーの刈谷が死亡した。彼が山頂で撮影した写真は合成では? と言う疑惑を世に送った私は、刈谷が沈黙を守った理由へと辿りつく(『灰色の北壁』)。
3年前、雪山事故で息子・穣を亡くした坂入は、その命日に息子が命を落とした山を目指す。その頃、穣の従兄弟で、穣の婚約者・多映子を争った雅司は、叔父が消えたことを多映子に知らされる(『雪の慰霊碑』)。
真保裕一、山というと、どうしても思い出すのが映画化もされた
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誘拐の果実 (下) (集英社文庫)
価格: 680円
レビュー評価:4.0 レビュー数:4
2つの同時誘拐事件がどう関係しているのか、誰と誰がこの計画に参加しているのか、その詳細がいまいち掴みきれずに結末へ。読んでいるうちに、主犯はだいたい想像できますが、その主犯に誰が関与しているのか、あるいは誰も関与していないのか、そのあたりの詳細が予想できずに最終章へ。以外にシンプルな結末ですが、こういう終わり方もよいのは。私はこの結末でも楽しめました。
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乱歩賞作家赤の謎 (講談社文庫)
価格: 840円
レビュー評価:3.0 レビュー数:1
長坂秀佳、真保裕一、川田弥一郎、新野剛志、高野和明といういずれも著名な作家の短編作品が1つずつ入っており、期待感を持って読んだ。いずれも実績のある作家なのだが、この「赤の謎」に入れられている作品には面白いものとそうでないものが混ざっており、必ずしも珠玉集でないところが残念。それに加え、真保裕一の短編は、かつて読んだことのあるものだったため、さらに残念だった。せっかく有名作家のシリーズものにするのであれば、もう少し作品の質を揃えればよいのにとも思うが、短編という制約があるがために、それもなかなか難しかったのだろうか。まあ次の「白の謎」も読んで、その後を読むかどうかを判断したい。
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真夜中の神話 (文春文庫)
価格: 700円
レビュー評価:2.5 レビュー数:3
薬学が専門の主人公とアニマルセラピーの繋がりが強引すぎるような気がする。主人公は薬学者より医師の方が向いていたのではないか?
イブラヒム刑事などの存在は外国版の小役人シリーズとも言えるが、中途半端な感じを受けてしまう。
P.S.
イルカセラピーの効果の秘密が超音波というのは少し疑似科学の臭いが・・・
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乱歩賞作家 赤の謎
価格: 1,890円
レビュー評価:5.0 レビュー数:1
 江戸川乱歩賞50回を記念して発行されたミステリ集第1弾の本書ですが、興味深い作家が揃っており、質の高いミステリ作品集です。特に正統派ミステリといえる長坂秀佳の「密室作ります」と、真保裕一の「黒部の羆」が印象に残りました。引き続き第2弾の「白の謎」、第3弾「黒の謎」、第4弾「青の謎」と発刊されるようですが、引き続き読んでいきたいです。
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