真保裕一 の書籍リスト           

  
真保裕一に関する書籍をご紹介しています。






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追伸
価格: 1,500円
レビュー評価:3.0 レビュー数:13
物語が全て手紙で展開されるという珍しい作品。妻が夫に離婚を切り出す場面から手紙のやり取りが始まるのだが、話は50年前の祖母と祖父の大恋愛が中心となる。正直くどくて飽きてしまった。いくら夫がギリシャに出張中といっても、会って話せば離婚の話は解決するのではと思ってしまう。過去の手紙では、隠し事をしていた理由は興味深く楽しめたが、現代の離婚問題と直接関係がなかったと思う。
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黄金の島〈上〉 (講談社文庫)
価格: 770円
レビュー評価:4.0 レビュー数:8
 ヤクザの世界。一般の社会からは遠いが、そこには彼らなりの論理があり、文字通り命を賭して権力争いをしている。そんな世界でミスをし、海外へ追いやられたあるヤクザが主人公。
 舞台となるのはベトナム。主人公は最初タイに行くが、そこで命を狙われ、ベトナムへ逃れる。そこである若者のグループと知り合い、彼らを中心に話は展開していく。
 どのジャンルに入れたらいいのか迷う、ボーダーレスな小説だ。ミステリーではないし、サスペンスにしては話の展開がおとなしすぎる。あえて言えば、「逃亡小説」というところだろうか。もっとアクションシーンを入れるなど、小説の特徴をはっきりさせれば、ずっと面
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栄光なき凱旋 下
価格: 1,995円
レビュー評価:4.5 レビュー数:8
第二次世界大戦の始まりから、終戦の後始末までがジロー・マット・ヘンリーの青春期である。舞台は、アメリカ合衆国。もっとも大きな要素は、戦争である。また、彼らの共通点は日系二世である。
当時、自由の、また移民への最大のチャンス(生活の場)がアメリカであった。かつてのブラジルや満州の如く(ここでは侵略の概念を外す)。しかし”12・8”が、決定的に運命を変えた。アメリカにおけるマイノリティーとして支配される社会集団と見なされるようになった。貧困でありながらもひたすら働く:ジローしかり、地元密着型小売店の息子:マットしかり、エリート教育学びつつあったヘンリーしかりである。

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繋がれた明日 (新潮文庫)
価格: 780円
レビュー評価:3.0 レビュー数:3
 刑務所から物語は始まる。主人公は殺人罪で服役している。そんな彼が仮釈放になる。そして彼は社会生活を始める。しかし、そこに立ちはだかる、”前科者”の壁…
 なぜ人は人を殺してはいけないのか。私は知人にそう尋ねられたことがある。人の命は尊いとか、家族が悲しむからなどの答えもあるだろう。しかし、その知人は私にこう言った。自分が殺されたくないから人を殺さない、それが最初の契約であると。従って、人を殺した者は原則として死刑にすべきなのだ。
 さて、その論理からすると、この小説はその前提から間違っていることがはっきりする。主人公は19歳である。19と言えばほぼ大人と変わらず、そ
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エーゲ海の頂に立つ (集英社文庫)
価格: 460円
レビュー評価:4.0 レビュー数:2
本書は著者がNHK・BS1のシリーズ企画番組に出演するため、ギリシャのクレタ島の山々をトレッキングした時のエッセイ的要素の濃い紀行文である。

山を題材にした代表作を持ちながら、ほとんど山登りの経験のない出不精で運動不足の、膵臓に持病さえ持っている著者の奮闘振りが文章の端々からうかがえる。

私は紀行文というものはあまり縁がないが、今回の作品を読んで、さすが人気のミステリー作家の書いた紀行文だと思った点がいくつかあった。

紀行文だけに大景観や、目に触れた動植物などの自然や、いたるところに散在する教会・廃墟となった
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盗聴 (講談社文庫)
価格: 540円
レビュー評価:4.0 レビュー数:4
人の心に何が潜んでいるのか・・。知られたくない過去を隠すため、日ごろの恨みを晴らすため、人は罪を犯す。人の心というのは、とても怖い一面を持っている。作者は、犯罪に至るまでの過程や、その後の様子をとてもよく描いている。どの作品も、充分に練られているといった印象だった。長編にはない作者の魅力が、よく出ているのではないだろうか。
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繋がれた明日 (朝日文庫)
価格: 760円
レビュー評価:3.5 レビュー数:8
刑務所から物語は始まる。主人公は殺人罪で服役している。そんな彼が仮釈放になる。そして彼は社会生活を始める。しかし、そこに立ちはだかる、”前科者”の壁…
 なぜ人は人を殺してはいけないのか。私は知人にそう尋ねられたことがある。人の命は尊いとか、家族が悲しむからなどの答えもあるだろう。しかし、その知人は私にこう言った。自分が殺されたくないから人を殺さない、それが最初の契約であると。従って、人を殺した者は原則として死刑にすべきなのだ。
 さて、その論理からすると、この小説はその前提から間違っていることがはっきりする。主人公は19歳である。19と言えばほぼ大人と変わらず、その
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奇跡の人 (新潮文庫)
価格: 780円
レビュー評価:3.0 レビュー数:33
皆さん書かれているように、前半はとても感動的な話なんですが、後半になり主人公が自分探しの旅をし始めてからがちょっと。。。
とにかく、主人公の自分勝手な行動や考え方が鼻につき、とても共感できるものではありませんでした。
記憶をなくし、身よりもいない孤独な彼の気持ちもわからないでもないけれど、やっぱり人に迷惑をかけちゃあいけませんよ。
あれから8年も経てば、昔の知り合いにだってそれぞれの生活があるってものです。
それを壊してまで自分の欲望を強引に叶えようとする主人公に、ただただ嫌悪感が募るばかりでした。
特に、最後のエピローグは余計だっ
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連鎖 (講談社文庫)
価格: 700円
レビュー評価:3.5 レビュー数:14
黒川博行さんを知った今ではこんなレベルの本は読む気がしない。何故評論家が誉めるか?情けない。何故本当の事を書かないのか?
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栄光なき凱旋 上
価格: 1,995円
レビュー評価:4.5 レビュー数:7
第二次世界大戦の始まりから、終戦の後始末までがジロー・マット・ヘンリーの青春期である。舞台は、アメリカ合衆国。もっとも大きな要素は、戦争である。また、彼らの共通点は日系二世である。
当時、自由の、また移民への最大のチャンス(生活の場)がアメリカであった。かつてのブラジルや満州の如く(ここでは侵略の概念を外す)。しかし”12・8”が、決定的に運命を変えた。アメリカにおけるマイノリティーとして支配される社会集団と見なされるようになった。貧困でありながらもひたすら働く:ジローしかり、地元密着型小売店の息子:マットしかり、エリート教育学びつつあったヘンリーしかりである。
彼ら
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ボーダーライン (集英社文庫)
価格: 840円
レビュー評価:4.0 レビュー数:8
個人的に、真保作品の中でベスト3に入る作品。
ロスで探偵業を営む永岡が探すことを依頼された少年・信吾には、人を殺すことに罪の意識はない。彼は、天使のような笑顔を称え、人を殺せる人間なのだ。
人間に罪を犯させるのは、環境なのか?
それとも生まれながらに、悪意を秘めた人間が存在するのか…??
愛され、慈しまれ育ったにも関わらず、罪を重ねていく少年。
死を覚悟しつつも、その暴走を止めようと、息子に向き合おうとする父。
別々に信吾を追う父と永岡が、彼に近づくほど見えてくる現実…。
人間の闇を描き、キレイごとで終わらせ
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奪取
価格: 2,039円
レビュー評価:5.0 レビュー数:4
500ページ以上あったが、続きが気になって一気に読んでしまった。偽札作りについて入念な調査をしており、紙質、すかし、色使い、スキャナーの使い方等、詳細まで描かれていた。あまりに細かすぎて分からない部分も多かったが、ストーリーが抜群におもしろくて、やくざとの闘いも見どころが多かった。特に水田のじいさんを取り戻す場面は計画も緻密で読み応えがあった。最後の仕掛けも手が込んでいて、本当に最後まで目が離せなかった。
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