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シャーロキアン殺人事件 (現代教養文庫―ミステリ・ボックス)価格: 857円レビュー評価: 5.0 レビュー数:1 「まだらの紐」(シャーロック・ホームズものの1つ)映画化にあたり。 ”ベイカー・ストリート・イレギュラーズ”(ここではホームズ好き識者の会)メンバーは脚本家が気に入らず、山と投書する。 契約問題に因り、脚本家変更のままならない映画会社側は、苦肉の策でイレギュラーズのメンバーから5名をご意見番として招待する。 コレが気に入らない脚本家(実はホームズ嫌い!)はホームズものをパロった悪ふざけでイレギュラーズ達を攪乱する。 イレギュラーズ達は事が起こる度、ホームズもので培った探偵意識を発揮するものの・・・。 ...さらに詳しい情報はコチラ |
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死が二人をわかつまで (ハヤカワミステリ文庫)価格: 735円レビュー評価: 3.0 レビュー数:2 タイトルは無論、教会での結婚式の際の牧師の言葉で聖書からの引用である。このタイトルに相応しく、婚約を決めた主人公を襲う事件を描いたもの。カーの密室への執念に驚かされる。
主人公ディックはレスリーと婚約して幸せ絶頂。ところが、正体不明の占い師がレスリーの秘密を教えると言う。そして、バザー会場で、その占い師は撃たれるが、撃ったのは何とレスリー。更に、密室での毒殺事件が続く...。冒頭で読者に興味を持たせる手法は相変わらず。
だが残念ながら、密室の構成方法は独創的なものではなく、登場人物の誤解や錯覚に基づくもの。クリスティなら錯綜した人間関係を主 ...さらに詳しい情報はコチラ |
19世紀絵入り新聞が伝えるヴィクトリア朝珍事件簿―猟奇事件から幽霊譚まで価格: 1,890円レビュー評価: 4.0 レビュー数:1 19世紀のゴシップ新聞に載せられた事件が淡々と紹介されている本。余計な解説はなく、記事だけを載せています。 ゴシップ紙は今も昔も基本的なところは全くかわらないな、としみじみと実感させられました。現代のワイドショーでも取り上げられそうなニュースが盛りだくさんです。 もちろん現代とのギャップを楽しむこともできます。今の時代ではありえない事件、事故。幽霊や怪物なんかも出てきたり。 個人的には、当時のイラストがふんだんに使われているところがお気に入りです。 ...さらに詳しい情報はコチラ |
ポオ収集家価格: 2,100円レビュー評価: 4.0 レビュー数:2 ◆「燈台」
かねてからの念願だった燈台守になったことで、これから
始まる一人きりの自由な時間を思い、心躍らせる「わたし」。
仕事は六つある灯心に周期的に注油することぐらいで
あとは、まるまる執筆の時間に当てることができる。
飼い犬のネプチューン以外は、生命を持つ者がいない尖塔の
なかで、私は、王国の城主のような気分だったのだが……。
「わたし」による日記体。
甘美な孤独 ...さらに詳しい情報はコチラ |
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