篠田節子 の書籍リスト           

  
篠田節子に関する書籍をご紹介しています。






このサイト「 篠田節子 の書籍リスト 」について
世界最大の通販サイト「Amazon」と提携して、評価の高い厳選した商品をご紹介しています。

ホラーを書く! (小学館文庫)
価格: 690円
レビュー評価:4.5 レビュー数:3
日本人作家のホラー小説好きな人ならば、読んで損は無いでしょう。作家のバックグラウンドや嗜好が垣間見える部分もあり興味深いです。巻末に付いているホラー小説の年表は、なかなか貴重なデータベースだと思います。これを眺めているだけで次に読みたい本が見つかるかもしれません。
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レクイエム (文春文庫)
価格: 500円
レビュー評価:4.0 レビュー数:5
初めて篠田節子先生のお話を読みました。

生と死についての描写が素晴らしいです。
時の迷路の2作品は映画のSAWを連想させました。

各短編の登場人物の背景が少し似すぎているかな、とも
思いましたが、違った展開が見られたので
そこまでは気になりません。

奇妙な夢を見ているような、そんな感覚を
読者に残してくれる、素敵な作品だと思いました。

レクイエムの最後では、ちょっと救われた気分になれましたね。
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死神 (文春文庫)
価格: 540円
レビュー評価:4.0 レビュー数:5
生活保護の不正受給は現代でも問題視されています。
そういった社会的な問題と
個々のドラマを見事に書いた作品だと思います。
ケースワーカーの立場からという視点も良かったです。

読後感は決してよくはないです。
現実の辛さ、非情さ、厳しさ
そういったものを感じ取れる作品で
もしこういうケースと似た境遇を持つ人が読んだなら
なんだかお説教をしてもらったような
気分になるのではないでしょうか。
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Xωρα(ホーラ)―死都
価格: 1,550円
レビュー評価:4.0 レビュー数:4
バイオリニストとして活躍していながらも自らの才能の限界を自覚している女性が主人公。
生活力はなくピアニストとしての才能に恵まれながらも、それを活かせない夫と自分にすがりつくばかりの老いた母親を足かせのように感じながら、
力強く生き、家族を養う男性との不倫関係を継続し、旅行に出る。
その旅先で起こる不可解な事象は、神の差し伸べた救いなのかホーラに邪な力なのか。
神に救いを求めたい気持ちと自意識との狭間で主人公が見出すものはなんなののか。

篠田さんの他の作品にも見られる、生きるという事への明快な姿勢がそこにもあるように思い
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アクアリウム (新潮文庫)
価格: 500円
レビュー評価:4.5 レビュー数:6
 亡くなった友人の死の謎、その恋人への秘めた思い、
暗く危険な地底湖とそこにいる不思議な生物で物語の
初期は楽しく読める。エアが十分ない時の脱出劇も
はらはらして面白い。
 しかし、中盤からは物語の質がガラッと変わる。
環境問題デモの説明的な文が始まることで、主人公の
細やかな心情の機微が失われ、説明的になってくるのだ。
文章のリズムが失われ、徐々に独りよがりな行動をする
主人公に共感はしづらい。
 最終的には何も解決しないし、不思議な生物が何なのか
の説明もない。友人が死
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秋の花火 (文春文庫)
価格: 560円
レビュー評価:5.0 レビュー数:1
 恥ずかしながら、本書が始めての作家。
 おもしろい。大変いい。全5編の短編集。
 人生の機微、それも中年にさしかかった主人公たちのやるせなさがよくででいる。エロティックながらも涙するシチュエーションが、いい。『灯油の尽きるとき』、表題『秋の花火』は秀逸。非常によく計算された短編で、読書好きにはたまらないひととき、あッというまに読める。
 短編向きの作家?
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マエストロ (角川文庫)
価格: 620円
レビュー評価:4.0 レビュー数:7
 主人公が作家であれ福祉関係の官吏であれ、はたまた音楽家であれ、篠田作品には業界の内幕の具体的な金額がバンバン出てきて、読んでいるこっちがちょっと心配になってきてしまう。後で誰かに怒られるんじゃないかと思って。

 半分を過ぎた辺りからミステリーっぽくなりますが、そういう意味では既に察しがついていて面白くならない。主人公の瑞恵の生き方、愛しい男と相思相愛なのにすんなりと胸に飛び込めないもどかしさ、自分の生活がパトロンによって成り立つことを甘受せざるを得ない哀しさ。それを味わうことが出来るなら、本書は良品です。

 私にクラッシックの素養があれば
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インコは戻ってきたか (集英社文庫)
価格: 680円
レビュー評価:4.0 レビュー数:9
老朽働きマンが戦場カメラマンとともにキプロスで紛争に巻き込まれる話
わりと小出しの情報が出てくるのでちょいミステリーな感じもするな
スイーツ(笑)向け雑誌の高級リゾート紹介みたいな企画でいったのに
なぜか内戦の記憶をたどる旅になってしまうのが面白い
あくまでも女性であり母親である老朽働きマンは民族の憎悪を理解することはできず
戦場カメラマンとは結局のところ生き様みたいなとこでわかり合えなかった
ただ不毛な内戦を終わらせるには前者の目が有用であろう
書評なんかは老朽働きマンのリアルさみたいな観点からのが多いが
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純愛小説
価格: 1,470円
レビュー評価:4.5 レビュー数:7
 中年期、高齢期を迎えた大人を視点に、恋愛、性を切り取ると言うよりはえぐり取った「苦い」短編小説集。

 遊び人だった男友達に相談された離婚話、謎の失踪をとげた姉にちらつく男の影、家を出た息子の自宅に現れる彼女、メンタルクリニックで聞く印象がコロコロ変わる熟年の女。
 どのエピソードも自分自身が経験したわけでもないのに生々しく、胸が苦しくなります。

 苦みの強い珈琲を飲んだときのように私は顔を歪めてしまいましたが、人によってはこの苦みを好む人もいるかもしれません。もしかしたら、私自身がまだ子どもなだけかもしれません。
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絹の変容 (集英社文庫)
価格: 410円
レビュー評価:4.0 レビュー数:4
あとがきにあった、「ハリウッドのパニックムービーを小説で」という意気込みを買いたい。確かに映像化すれば怖い映像が作れると想像された。スケールが小さいとの指摘があるようですが、この分量の本と考えればちょうど良かったかとも思う。まぁ、夏の災厄の方が評価が高そうなので、そちらも呼んでみたいと思います。
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家鳴り (新潮文庫)
価格: 540円
レビュー評価:4.0 レビュー数:4
読んだことのある篠田先生の本の中で一番面白かったです。
印象に残った話の感想をいくつか。

「幻の穀物危機」これは凄いです。
本当に大地震で東京が崩壊したならば、
現代にこういうことが起こりうるだろうと思うと
背筋が凍ります。

老女と介護ロボットの話は、
高齢化社会となっている今、
読んで考えさせられるなあと思いました。

表題作の「家鳴り」、素晴らしいです。
ペットも精神の病気も流行っていますので、
関連のある方は読んでみ
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百年の恋 (朝日文庫)
価格: 600円
レビュー評価:4.0 レビュー数:21
さくっと読めることは確かです。
でも、あとがきにあるように中途で大幅に修正をしたらしく、何が言いたかったのかよくわからず。真一の成長小説にしたかったのかなという気がしますが構成が失敗してるような。
ダメ妻の面倒を見てよく頑張ってる旦那だなと思いきや、ラスト近く、
赤子を職場に連れまわし、女子に面倒見させ、逆切れした相手に「だって女の人は(全員)赤ちゃん好きだよね?」と驚く下りにぎょっとした。
赤子の面倒を見れない妻と生活しているのに今更何を?という感じ。彼の頑張りも魅力もこの一言で消え去ったって感じ。
実はこのシーンは子どものいる自
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