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夕映え天使価格: 1,470円レビュー評価: 4.5 レビュー数:2 やっぱり「浅田次郎は短編がいい!」ですね。
「特別な一日」の大どんでん返しには、思わず「えっ!?」と声が出てしまいました。
ある意味、浅田次郎っぽくないんですけどね... ...さらに詳しい情報はコチラ |
あやし うらめし あな かなし (双葉文庫)価格: 650円レビュー評価: 5.0 レビュー数:1 幽霊話、因縁話である。
派手な怪談ではなく、
敗残者の哀しみとか逃れられない心の傷をくっきりと浮かび上がらせる、
地味で本格的な怪談集である。
ホラー小説として読めるのであるが、
すごーく高級で、
もう純文学の域に達していると思います。
押さえて、押さえた描写の中に描かれる、
一瞬の感情の放出が、
アメリカ小説のようです。
浅田次郎の筆力に脱銅です。
一番のお勧めは「遠別離」。
戦争と愛情の物語です。
最後の場 ...さらに詳しい情報はコチラ |
蒼穹の昴(1) (講談社文庫)価格: 620円レビュー評価: 4.5 レビュー数:41 読み終えたときにこんなに衝撃を受けた作品は初めてでした。
続編の「珍妃の井戸」、「中原の虹」とともに、
浅田次郎作品の最高傑作と言える一作ではないでしょうか。
ご存知の方も多いと思いますが、著者のエッセイ「勇気凛々ルリの色」にも、
この本の編集者さんが登場しています(名前は伏せられていますが・・・)。
こちらもオススメです! ...さらに詳しい情報はコチラ |
沙高樓綺譚 (徳間文庫)価格: 660円レビュー評価: 4.0 レビュー数:7 浅田次郎の作品を全部読んでいるわけではないが
私が読んだ同著者の作品に比べると落ちる。
面白い本というのはグイグイと先を読まずにいられない力を持っているけれど
この本にはそれがなかった。
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蒼穹の昴(2) (講談社文庫)価格: 620円レビュー評価: 4.5 レビュー数:7 地主の次男、梁文秀(史了)とその地の貧民の子、李春雲(春児)。
科挙登第を経て国政を担うこととなる史了と、宦官という
方法で内廷のトップまで上り詰めた春児。
二人の男(!?)を通して、清代末期西太后が実権を握っていた
王朝内部の動乱とそれにかかわる人々の思惑を描いた
壮大な歴史小説。
読み進めていく中で感じたのは、日本の幕末との
共通性。もちろん、時間的共通性もあるんだけど、
欧米列強のプレッシャーを受けながら、従来の
権威をいかに保つかという苦心と、国を存続させるために ...さらに詳しい情報はコチラ |
蒼穹の昴(4) (講談社文庫)価格: 620円レビュー評価: 4.5 レビュー数:23 いろいろ意見はありましょうが、私はこの小説は最も面白い小説の1つとして是非とも推薦したい。
どこがそんなに良いのか・・・・
<1>清朝王国の末期の混沌とした情勢を、中国国内は勿論、ヨーロッパ、日本の情勢と違和感無く絡めており、広がりのある歴史小説になっている。
<2>しかも、それがごちゃごちゃせず、とても整然とストーリーが進んでいく。
(さすが浅田次郎の筆力です。)
<3>宦官、科挙制度という表面上の意味しか知らなかった中国の制度をわかりやすく、かつ 小説の重要な部分として描かれ ...さらに詳しい情報はコチラ |
蒼穹の昴(3) (講談社文庫)価格: 620円レビュー評価: 4.5 レビュー数:10 地主の次男、梁文秀(史了)とその地の貧民の子、李春雲(春児)。
科挙登第を経て国政を担うこととなる史了と、宦官という
方法で内廷のトップまで上り詰めた春児。
二人の男(!?)を通して、清代末期西太后が実権を握っていた
王朝内部の動乱とそれにかかわる人々の思惑を描いた
壮大な歴史小説。
読み進めていく中で感じたのは、日本の幕末との
共通性。もちろん、時間的共通性もあるんだけど、
欧米列強のプレッシャーを受けながら、従来の
権威をいかに保つかという苦心と、国を存続させるために ...さらに詳しい情報はコチラ |
壬生義士伝 上 文春文庫 あ 39-2価格: 660円レビュー評価: 5.0 レビュー数:67 「壬生義士伝」
タイトルから察するに、切った張ったの剣劇小説 ・・・と思いきや・・・
浅田次郎さんって、こういう小説を書く方なんですね。 嬉しい誤算でした。
新撰組、最強とも謳われた吉村貫一郎。
故郷に残した家族への仕送りの為、彼は剣を振るう。
「わしは死にたかね。死にたかねから、人を殺したのす…」
「…わしは一所懸命に働いて、 必ずや銭こば送るゆえ、しばし辛抱して呉ろ」
読み慣れない南部訛りは何時しか耳に馴染み、
盛岡の美し ...さらに詳しい情報はコチラ |
天国までの百マイル (朝日文庫)価格: 500円レビュー評価: 4.5 レビュー数:57 ???主人公の城所安男は、自分の会社をつぶしてしまい、いまや別れた妻子への仕送りもままならぬほど落ちぶれた中年男。ある日、心臓病で入院する母を見舞った安男は、主治医から病状の深刻さを告げられ愕然とする。そのまま治療を続けても母の余命はごくわずか。残された道はただひとつ、謎の天才外科医にバイパス手術を施してもらうこと。衰弱した母をワゴン車に乗せた安男は、房総のひなびた漁村にあるカトリック系病院目指して、100マイルの道のりをひた走る。はたしてその先に奇跡は待っているのか――。 ???年老いた親の介護や終末医療というテーマはきわめて現代的で、自らの身の上と重ね合わせずに本書を読み進めることは ...さらに詳しい情報はコチラ |
壬生義士伝 下 文春文庫 あ 39-3価格: 660円レビュー評価: 5.0 レビュー数:36 以前、電車の中で下巻を開いたところ、涙が止まらなくなり大変な思いをしました。
今でも「嘉一郎の母への想い」の部分を数行読んだだけで、ツーッと涙が出てくるスゴイ本です。
私の一番の感動作です。しかも主人と仲良くなるきっかけにもなった本で、今では歴史小説が好きになりました。 ...さらに詳しい情報はコチラ |
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