白昼蟲―“ハーフリース保育園”推理日誌 (講談社ノベルス)価格: 1,029円レビュー評価: 3.0 レビュー数:1 正確に言えば星は3個半ぐらいであると思います。 この「白昼蟲」は「ハーフリース保育園推理日誌」シリーズの2作目にあたりますが、話自体は、ほとんど独立しているので前作を読んでいない人でも大丈夫だと思います。本来なら星4つをつけているところです。 ではなぜ星が3個半かというと、いつもの黒田さんの作品に見られるような最後まで犯人が二転三転するという展開がこの作品では弱いと考えるからです。 おそらくミステリが好きな人には中盤当たりで犯人がわかるのではないでしょうか?人物への感情移入はできるので、もうひとひねりほしかった。そんなところです。 ...さらに詳しい情報はコチラ |
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霧の迷宮から君を救い出すために (ジョイ・ノベルス)価格: 880円レビュー評価: 2.0 レビュー数:1 雑誌「メフィスト」に投稿していた頃の作品には、 『硝子細工のマトリョーシカ』を筆頭に傑作が多い。 最近の作品は、推敲が足りない気がする。 この作品も、意表をつく真相ではあるが、 所々で無茶している。 不自然な描写が全て真相に結びつくのは 気持ちいいほどだが、 そんな風に事故ったら車が無事なわけないだろ等、 ツッコミどころが多すぎる。 ...さらに詳しい情報はコチラ |
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クレイジー・クレーマー (ジョイ・ノベルス)価格: 860円レビュー評価: 2.5 レビュー数:2 叙述のトリックは大好きですが、本作に関しては、いささか疑問を感じてしまいました。
いくら何でも、少し無理矢理すぎます。
これ以外の結末では、普通というか無難になってしまうのかもしれませんが、意外に終わればよいというものではないと思います。
トリックのために、 〔 何でもアリ 〕 になってしまったという印象を受けました。
今までに読んだ氏の作品では、一番読後感が悪いですね。
このような物は苦手です。 ...さらに詳しい情報はコチラ |
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阿弥陀ヶ滝の雪密室 (カッパ・ノベルス)価格: 840円レビュー評価: 3.0 レビュー数:1 『ふたり探偵?寝台特急「カシオペア」の二重密室』(2002年)につづく、「ふたり探偵」シリーズの第2弾。
今回も「ふたり探偵」という設定は同じ。面白い設定だとは思うが、これって、本当に意味があるの?
氏の作品には、子どもが出てくることが度々だが、けっしてほのぼのした雰囲気にはならない。本作も厳しい結末だ。
トリックは類例をいくつか見たことのあるようなもの。しかし、アレンジされて独自色も充分。なかなか大がかりで面白い話だった。 ...さらに詳しい情報はコチラ |
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闇匣 (講談社ノベルス)価格: 777円レビュー評価: 3.0 レビュー数:1 身動きがとれず 何も見えない闇の中、主人公は目を覚ます。 そんな状況でのアセリと推測。 その描き方は上手い。 序盤はスリリングだったが、終わってみるとあっけない作品だったように思う。 黒田作品としては平均以下だと思うので、まずはほかの作品をいろいろ読んでから買えば良いと思います。 ...さらに詳しい情報はコチラ |