もう一人の私 (集英社文庫)価格:
750円レビュー評価:
3.0 レビュー数:1
やっぱりレビューがないんですな。なぜだろう。
まあミステリーの書き手としてはいまいちなのは認めるが、雰囲気をつくって自分の世界に引っ張り込んでいく力はあると思うのだが。
北川氏の変わらないテーマ、血のつながり、遺伝子操作、記憶の不確かさなど、個人的に大好きなテーマであるから、最後にこけるのは承知の上でプロセスを楽しむ。本書は、記憶が自分のものか、後から刷り込まれたものなかという謎を追う話だが、こういうのって誰にでも覚えがないだろうか。親から何度も聞かされて、覚えているような気になっている記憶もどき。
オチがいま一つな作家なので星五つはあり得ないから
...さらに詳しい情報はコチラ