北川歩実 の書籍リスト           

  
北川歩実に関する書籍をご紹介しています。






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世界最大の通販サイト「Amazon」と提携して、評価の高い厳選した商品をご紹介しています。

嗅覚異常 (祥伝社文庫)
価格: 400円
レビュー評価:1.0 レビュー数:1
 好きな作家の一人だが、これはいただけなかった。嗅覚の異常についての短編なら、題名が思い出せないが、乃南アサ氏にもっと面白い作品がある。やっぱり作家というのは例外なく当たり外れがあるということを再認識した次第。文章は、読ませるんだけどね。
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僕を殺した女 (新潮文庫)
価格: 660円
レビュー評価:4.0 レビュー数:2
覆面作家北川氏(女史かもしれない)のデビュー作。主人公の「僕」が朝起きてみたら見知らぬ若い「女」になっていた。しかも、時間は5年間未来へスリップして。完全にSF的な設定だが、作者はSF的手法に頼らず、正攻法で解き明かそうとするのだ。途中でいつSF的なオチに逃げるのかと思って最後まで読んだが、結末に至るまで合理的解決に拘った心意気と技巧には感心した。設定が設定だけに、多少の強引さや偶然性はやむを得まい。

本作に欠点があるとすれば、作品の印象が淡白なことである。これだけの状況設定と技巧にしては、物語が淡々と進み過ぎるような感じがする。「僕」の敵を、もっと強烈な個性を持つ
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模造人格 (幻冬舎文庫)
価格: 840円
レビュー評価:4.0 レビュー数:1
一般的に、人は過去に経験したことやそれに対して感じたことなどから
性格が作られてゆく。

でも蓄積された記憶全てを否定することになってしまったら?

非常に混乱するだろうし、否定された相手を疑いたくなるだろう。

ある事件に翻弄される人々。
鍵を握っている人物は死んだはずの人間。裏に何かあるという読者の
予想を次々に裏切り新たな事実が出てくる作品。
それが信頼する人物に起きたものであっても、果たして
最後までその人を信じられるか?一見ページの厚さに躊躇しますが、
読んでいて止まらなくなる勢いがあります。
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透明な一日 (創元推理文庫)
価格: 1,050円
レビュー評価:4.0 レビュー数:1
作者の作品を読んだのはデビュー作の「僕を殺した女」以来。アクロバティックなその構想には驚いたものだった。その時から作者の先端科学志向は表れていた。本作でも「前向性健忘症」という症状の助教授が登場する。この病気は、ある時期(本作では交通事故遭遇日)以前の記憶はあるが、それ以降は記憶が1時間と持たないというもの。つまり助教授にとって、事故に遭った以降は記憶が保たれないため、同じ日が毎日繰り返されるというもの。事故に遭ったのは6年前で、その時12才で現在18才の娘も差異が大きいため認識できないでいる。

話は、この助教授一家を含む複数家屋を襲った14年前の連続放火事件と、こ
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硝子のドレス (新潮ミステリー倶楽部)
価格: 1,631円
レビュー評価:3.5 レビュー数:2
 北川歩実氏の作品に共通して言えることは、あくまでもプロセスを楽しむものであって、ミステリーとしての完成度を求めないこと。これを頭に入れて読めば、かなりいける。本書もダイエットという女性にとっては永遠のテーマを扱って秀逸である。
 ところで、思ってもみないところに鏡があって「だれだあのオバハン(もしくはあのデブ)」と思ったのが実は自分だったと知ったときのショックって、男性諸氏にもあるのだろうか。書き出しの部分の主人公の気持ちが理解できる方は、最後まで共感を持って読めると思う。
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影の肖像
価格: 1,890円
レビュー評価: レビュー数:

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虚ろな感覚
価格: 1,785円
レビュー評価: レビュー数:

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お喋り鳥の呪縛
価格: 1,890円
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長く冷たい眠り
価格: 1,995円
レビュー評価: レビュー数:

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猿の証言 (新潮文庫)
価格: 860円
レビュー評価:4.0 レビュー数:1
 あれ、レビューがない。
 かしこいチンパンジーといえばアイさんが有名だが、さて、どこまで人間に近づけるものか。
 これは遺伝子操作がどこまで許されるのかという、北川氏の追いかける変わらないテーマを扱ったミステリーもどき。完璧にミステリーと言ってしまえないあたりと、謎を詰め込みすぎるクセは相変わらずなのが星を一つ減じた理由だが、最後まで読ませる筆力はある。
 身内に遺伝子の研究をしている者がいて、自分が人工授精で妊娠し、意識のないうちに出産したとして、それがチンパンジーとの混血かもしれないとしたら、それは大変な恐怖だわな。
 ミステリーとしては
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金のゆりかご (集英社文庫)
価格: 940円
レビュー評価:5.0 レビュー数:2
 私も北川氏はこれから入ったが、その後、のめり込んだ。内容は前の方が書いてくださったとおりなので省くが、とにかく読ませる。少々いろいろなものを詰め込み過ぎて、ごちゃごちゃする感はあるが、読み終わった後、損をしたとは思わない。この人のテーマは、常に遺伝子、だれの血を引いているか、本当の親子か、そうでないのか、それがどういう意味を持つのか、そんなものが多い。これから読むという方、この作品から入るのがいいと思う。
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舌づけ (ノン・ポシェット)
価格: 620円
レビュー評価:4.0 レビュー数:1
 本の背に、ホラーとあったので手に取った。これまでは、本は作家への興味で選んでいた。乙一の『夏と花火と私の死体』、重松清の『流星ワゴン』、桐野夏生の『OUT』など、ホラーという意識なしで読んでいた。改めて、ホラーを極めてみたい、ホラー体験味わいたい。・・・そんな期待で、この『舌づけ』のページをめくった。
 お化け屋敷に入ってみたい、・・・そんな感覚と、ホラー体験、共通していると思う。現実の枠を踏み超えてみたい。超常現象の世界に誘い込んでくれる話(おばけ話)の魅力はつきないだろう。しかし、この短編集の話は、この世の日常生活の中の恐怖がテーマになっている。
 人間ってコワ
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