ななつのこ価格: 1,470円レビュー評価: 4.5 レビュー数:18 ファンタジーのようなミステリーのような不思議な小説、「ななつのこ」に心魅かれた短大文学部在学中の入江駒子が、その作者佐伯綾乃に生まれて初めて送ったファンレターがきっかけに、二人の間に文通が始まる。
駒子の手紙には、彼女の身の回りで起こった不思議な「事件」が書き添えられていたが、綾乃からの返書には必ず、鮮やかな推理と解決が記されているのだった…。
テレ朝の深夜ドラマ「てるてるあした」の原作者、加納朋子のデビュー作にして、第3回鮎川哲也賞受賞作。同名の小説中小説である「ななつのこ」の7つのお話を「お題」として謎が展開する短編7つから成る連作長編。
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ガラスの麒麟(1) (バーズコミックススペシャル)価格: 620円レビュー評価: 4.0 レビュー数:2 美しく聡明で“小さな貴婦人”と称せられた
女子高生・安藤麻衣子が通り魔に殺された。
そんな麻衣子を不在の中心として、彼女のわずか17年間の生の軌跡と死の
真実を複数の語り手の視点から光を当て、浮き彫りにしていく連作短編集。
麻衣子には、彼女に対する実体のないイメージが重ねられたり、
逆に彼女を「見る」者の姿を照らす鏡の役割が担わされています。
そのため人々は、彼女のイメージに自分の見たいもの、あるいは
見たくないものを見てしまい、それに囚わ ...さらに詳しい情報はコチラ |
ガラスの麒麟 2 (2) (バーズコミックス)価格: 620円レビュー評価: 5.0 レビュー数:1 美しく聡明で“小さな貴婦人”と称せられた
女子高生・安藤麻衣子が通り魔に殺された。
そんな麻衣子を不在の中心として、彼女のわずか17年間の生の軌跡と死の
真実を複数の語り手の視点から光を当て、浮き彫りにしていく連作短編集。
麻衣子には、彼女に対する実体のないイメージが重ねられたり、
逆に彼女を「見る」者の姿を照らす鏡の役割が担わされています。
そのため人々は、彼女のイメージに自分の見たいもの、あるいは
見たくないものを見てしまい、それに囚わ ...さらに詳しい情報はコチラ |
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ささらさや 1 (1) (バーズコミックス ガールズコレクション)価格: 620円レビュー評価: 4.5 レビュー数:3 ミステリをコミック化した作品には、ろくなものが有りませんが、この本はかなり良い出来だと思います。 特に登場人物の台詞の処理の仕方は上手いと思いました。 漫画の台詞は、 1.吹き出しの枠内に当て嵌める 2.句読点を使わない 3.適当な長さで切って、横に揃える といった慣例があって、小説の台詞をそのまま使う事は出来ないんですよね。 台詞のもつ意味、ニュアンスを変える事なく、漫画用に改変したり、原作には無い台詞を付け加えたりと、 この作者ならではのセンスを感じます。 この辺は、原作と比較してみると、漫画家の方の苦心が窺えて、結構面白いですね。< ...さらに詳しい情報はコチラ |
不在証明崩壊(アリバイくずし)―ミステリーアンソロジー (角川文庫)価格: 560円レビュー評価: 3.0 レビュー数:1 1996年にカドカワノベルズとして出たものの文庫化。
8人の推理作家が、「アリバイ崩し」というテーマで競作している。類似の企画に、密室や誘拐でやったものがあるが、本書はそこそこの出来。大失敗に終わった密室ものなどと比べると、この分野にはまだまだ可能性があることを感じさせられる。
完成度では加納朋子の「オレンジの半分」。法月綸太郎「シャドウ・プレイ」は読後感が良い。 ...さらに詳しい情報はコチラ |
月曜日の水玉模様価格: 1,680円レビュー評価: 4.5 レビュー数:11 小田急線町田から千代田線二重橋前まで通うOL陶子。誰の周りでも起こりそうな些細な事件に巻き込まれていく陶子。途中で明らかになる悲しい生い立ち。でも土曜日と日曜日で少し救われた気持ちになります。全体的に暖かいほのぼのした内容です。 ...さらに詳しい情報はコチラ |
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掌の中の小鳥 (創元クライム・クラブ)価格: 1,325円レビュー評価: 4.5 レビュー数:12 人の人生には他人が予想もつかない物語や真実が潜んでいるのだということを、
改めて感じさせられる作品でした。
作者は日常を、少しの謎を含んで二転三転させ、不思議な世界に変えていく。
それも現実的だけどお洒落で少し切なくて綺麗な世界に。
よくある現実を変えるきっかけはまさに、
“つまらない偶然プラス、ちょっとした作為”
なのだろう。
中身は濃く、幅があり、短編集のようで繋がりがあり、テンポよく進んでいきます。
一話一話の謎解きが素直に楽しめました ...さらに詳しい情報はコチラ |
螺旋階段のアリス価格: 1,600円レビュー評価: 4.0 レビュー数:16 ◆「最上階のアリス」
仁木の大学の先輩である真栄田は、学究肌で社会性ゼロの男だったが、
妻である淑子の献身的な支えもあり、発明によって巨万の富を得た。
しかし、その妻の様子が最近おかしいという。
なんでも、頻繁に〈お使い〉を頼んでくるというのだが……。
切ないホワイダニット。
アリスは発明家である真栄田を、おかしな発明ばかりして頻繁に落馬
する「白の騎士」になぞらえ ...さらに詳しい情報はコチラ |
ガラスの麒麟 (上) (大活字本シリーズ)価格: 3,150円レビュー評価: 5.0 レビュー数:1 美しく聡明で“小さな貴婦人”と称せられた
女子高生・安藤麻衣子が通り魔に殺された。
そんな麻衣子を不在の中心として、彼女のわずか17年間の生の軌跡と死の
真実を複数の語り手の視点から光を当て、浮き彫りにしていく連作短編集。
麻衣子には、彼女に対する実体のないイメージが重ねられたり、
逆に彼女を「見る」者の姿を照らす鏡の役割が担わされています。
そのため人々は、彼女のイメージに自分の見たいもの、あるいは
見たくないものを見てしまい、それに囚わ ...さらに詳しい情報はコチラ |
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