もつれっぱなし価格: 1,427円レビュー評価: 4.5 レビュー数:3 6作品を収録した短篇集。 いや〜…この作品、本当に「凄い」作品だと思う。 この作品の特徴は2つある。1つは、全てが2人の人間の会話のみで構成されている、という点。会話が中心になっている小説、ではない、会話のみしか存在しない小説、である。そして、もう1つが、基本的な形は同じ、という点。全ての会話が男女の会話であり、全ての作品が「○○の証明」というタイトルであるように、一方が奇抜な事を言い始め、それをタイトルの通りに証明しよう…という会話となるのである。 これだけ形式が限定されると、ワンパターンな展開になりそうなものだが、全くそんなことはない。それぞれが、全く別のテイストを持っ ...さらに詳しい情報はコチラ |
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プラスティック (双葉文庫)価格: 700円レビュー評価: 4.5 レビュー数:2 [私]の周りで起こる不可解な出来事。そして[私]は殺された。しかし[私]は生きている。 読み始めたら止まらない小説です。最初は混乱しますが、次第にストーリーが繋がっていきます。同じようなネタのものは、数多くありますが、良く出来た小説だと思います。 破滅への結末へと向かうのか、それとも再生への結末へと向かうのか・・・ ...さらに詳しい情報はコチラ |
プラスティック価格: 1,785円レビュー評価: 4.5 レビュー数:2 [私]の周りで起こる不可解な出来事。そして[私]は殺された。しかし[私]は生きている。 読み始めたら止まらない小説です。最初は混乱しますが、次第にストーリーが繋がっていきます。同じようなネタのものは、数多くありますが、良く出来た小説だと思います。 破滅への結末へと向かうのか、それとも再生への結末へと向かうのか・・・ ...さらに詳しい情報はコチラ |
プラスティック (講談社ノベルス)価格: 861円レビュー評価: 4.5 レビュー数:3 井上夢人は「メデュサ鏡をごらん」につづいての二冊目であるが、「メデュサ...」とはまったくタッチがことなる。この人は多才な人で1、2冊で固定的な印象をもてる作家ではないようだ。 普通のマンションに住む平凡な主婦が不可解なできことに巻き込まれる。本格ミステリーのタッチを十分に味わえる緻密な展開に、フロッピーに残されたファイルを一つ一つ開けていくという心地よい閉塞感が手伝ってどんどんひきこまれます。 そして最後は完全に説明がつく内容で終わるのだが、余韻が残り、「プラスティック」という意味を理解させられる。考えてみればわれわれもプラスティックなんだよな。星4つは、ちょっと僕には地味すぎ ...さらに詳しい情報はコチラ |
メドゥサ、鏡をごらん価格: 1,890円レビュー評価: 3.5 レビュー数:17 すっげー、
夢中になって読みました。
これだけの謎を、
どう、
解決するんだろう。
って。
で、
結果・・・解決しませんでした。
合理的な説明は一切なし。
SFホラーでした。
そうじゃないと思って読んだたから、
がっかりでした。
最後の方まで、
まさか、このままじゃない、よね。
と思ってたんだけど、
そのままでした。
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クリスマスの4人価格: 1,785円レビュー評価: 4.0 レビュー数:1 心理的にも、ストーリー的にもちょっと複雑な作品。アイデアの面白さはよく伝わってくるので、これが長編だったらもっと感情移入できてよかったなと思います。10年ごとにクリスマスに現れる謎の男とどんなストーリーなのかは読まなければまったく想像はつかない。これに似た洋画があるのでちょっとホラー的な感じを受けていたけど実際はそうでもない。ジャンルを言ったらばれちゃうような感じなんで読んでのお楽しみです。 ...さらに詳しい情報はコチラ |
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パワー・オフ価格: 1,835円レビュー評価: 4.0 レビュー数:7 本書は、1994年8月に雑誌掲載されている。レビューアーの記憶が確かなら、PC9801とAT互換機(いわゆるDOS/Vパソコン)がしのぎを削っていた時代の事だ。コンピュータウイルス等というものは、ほとんど存在しないし、インターネットなんてものは一般の人は全く知らないような、そんな時代だった。「コンピュータウイルスって、人間に感染するの?」という素朴な主婦の会話をレビューアが喫茶店で小耳に挟んだのは本書の初稿が雑誌に載ってから数年も後の話である。そして、今なお、知っている人に言わせればとんちんかんな「コンピュータウイルスって、子供にうつる?」という疑問はポピュラーなのである。さてさて、井上夢人 ...さらに詳しい情報はコチラ |
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