ヴィラ・マグノリアの殺人 (光文社文庫)価格: 680円レビュー評価: 4.5 レビュー数:7 ほんわかして、どこか間抜けなムード
ドキドキして、続きを読まずにはいられない殺人の謎解き
同居しなさそうな二つの要素が、違和感なく存在してました。
「小さな街を舞台とし、主として誰が犯人かという謎をメインにした、
暴力行為の比較的少ない、後味の良いミステリ」
と、作者はコージー・ミステリを定義されてます。
とはいえ、ラストにサラっとしながらも
若竹先生流の毒が健在でしたが・・・
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遺品 (角川ホラー文庫)価格: 680円レビュー評価: 3.0 レビュー数:4 この小説の女主人公は学芸員。
ご存知の通り、学芸員は、専門的な知識を要する非常に難しい職業でありながら、希望者が多く、就職先があまりにも少ないために、資格を持った人のほとんどが就職できないという、苛酷な状況にあります。この小説のヒロインもその状態をシニカルに理解しつつも、せいいっぱい仕事を遂行しようと努力するのです。
彼女の姿勢が、なんとも悲しく、かつ共感を呼びます。
おそらくホラーを書いて欲しいという依頼だったのでしょう。たいへん不気味で怖い話に仕上がっていますが、それだけではありません。
本来ミステリ作家である若竹七 ...さらに詳しい情報はコチラ |
英国ミステリ道中ひざくりげ価格: 3,465円レビュー評価: 4.5 レビュー数:6 夫婦そろって本が好き。本に目がないおふたりがミステリマニアの本領発揮。
翻訳者の山田順子女史にさそわれて参加したイギリス詣で。ところが行く先々で嵐を呼ぶ謎の体質。饒舌な筆致を駆使してもとても書ききれない突発事態が最高です。
けっこう毒舌に辛辣な評価をくだしているわりにホロリとさせられて変な物を買ってしまったり、とにかくおかしい。でもナルシシズムにきちんとスパイスまぶして自分でつっこんでいるのが素敵です。
内容がちょっと前のものなので参考にしつつもこれを片手に現地に行く人は最新情報を要チェックです。だって最初来たとき ...さらに詳しい情報はコチラ |
ヴィラ・マグノリアの殺人 (カッパ・ノベルス)価格: 890円レビュー評価: 4.5 レビュー数:7 ほんわかして、どこか間抜けなムード
ドキドキして、続きを読まずにはいられない殺人の謎解き
同居しなさそうな二つの要素が、違和感なく存在してました。
「小さな街を舞台とし、主として誰が犯人かという謎をメインにした、
暴力行為の比較的少ない、後味の良いミステリ」
と、作者はコージー・ミステリを定義されてます。
とはいえ、ラストにサラっとしながらも
若竹先生流の毒が健在でしたが・・・
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名探偵の饗宴価格: 1,680円レビュー評価: 5.0 レビュー数:1 建築探偵に、パンク探偵に、ロシア人(?)探偵などなど、個性的な探偵ばかりが集まった楽しい1冊です(1名、やたらと悩んでいる探偵がいますが・・・)。特に「ウシュクダラのエンジェル」は私のお気に入り。篠田さんの作品は、だんだん海外へ飛んできているので、いつか京介が、ジブリールと再会するのではないかと楽しみにしています。 ...さらに詳しい情報はコチラ |
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火天風神 (光文社文庫)価格: 800円レビュー評価: 5.0 レビュー数:1 トラブルがさらなるトラブルを生むというパニック小説なのですが,
次々に起きるトラブルが無理なく繋がっていく様子は気持ちがいいほど.
またパニック時における人間の醜い姿なども目に浮かぶほどリアルです.
そこへトラブルの外からまったく別のミステリが仕掛けられていて,
これがさらなる被害を与えるなど終わりの見えない展開に緊張の連続.
何人かは死んでしまいますし,生き残った人にもしこりが残るなど,
ハッピーエンドでないラストも事件の生々しさを残していてよいです.
ページ数はち ...さらに詳しい情報はコチラ |