鉄道廃線跡を歩く 〈6〉 JTBキャンブックス価格: 1,785円レビュー評価: 5.0 レビュー数:1 鉄道廃線跡探訪記の創始者的存在の故宮脇俊三氏の人気シリーズ第六弾。毎回お馴染みの筆者が廃線跡を訪ねるシリーズは、筑豊炭田地区を訪れています。巻末の廃線国鉄の停車場一覧は、前回から今回に引き続く大作となっておりA級の資料と言え、マニアは必見でしょう。 ...さらに詳しい情報はコチラ |
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日本探見二泊三日 (角川文庫)価格: 460円レビュー評価: 3.5 レビュー数:2 1991年にJTBから出た単行本の文庫化。 日本各地の小観光地をめぐった記録。熊野古道、親不知、五島列島などが取り上げられている。 汽車旅の専門家であるはずの著者だが、本書では必ずしも汽車にはこだわらず、飛行機やバスなども使っている。鉄道では行けないような場所を訪れる必要があったためらしいが、持ち味が消されてしまっているように感じた。 前半はそれでも宮脇氏らしさが出ている。目的地に着いたところで文章が終わってしまうのである。移動そのものが旅の目的であるということで、納得がいくような、納得できないような読後感を覚えた。 ...さらに詳しい情報はコチラ |
時刻表2万キロ (角川文庫 (5904))価格: 580円レビュー評価: 5.0 レビュー数:10 正月に実家に帰省した際、本棚に並んでいる宮脇氏の文庫本を数冊持ち帰ってきた。本書に出会ったのは昭和59年。私が高校生の時である。この『時刻表2万キロ』を読み終わった後に、無性にローカル線に乗りたくなり、当時発売されたばかりだった、国鉄の「青春18切符」を購入し、全国のローカル線の旅に出発したことを思い出した。
昨日、既に黄ばんだ初版の本書を再び読み終えた。宮脇氏がいかに「鉄道旅」を愛し、偏狂ともいえる情熱をもって歯抜けのジグソーパズルとも言える未乗の全国各地のローカル線を乗りつぶしていったのか、同じように家庭を持ち、仕事に束縛される日々を送る年齢になって、あらた ...さらに詳しい情報はコチラ |
汽車との散歩 (新潮文庫)価格: 420円レビュー評価: 4.0 レビュー数:1 1987年に出た単行本の文庫化。 さまざまな雑誌に発表した短文を集めたもので、全体としての読み応えはないが、ちょっと楽しむには丁度良い本。 東京の地下鉄を完乗する話とか、荒川線を乗りつぶす話などは、東京の電車のつまらなさを浮き彫りにしてくれて貴重。やはり自然景がなければ駄目なのだ。とはいえ、そのつまらなさを面白く書ける宮脇氏はさすが。 国鉄全線完乗とか最長片道切符とか台湾の鉄道に乗りに行った話とかの裏話っぽいものも挿入されていて、宮脇ファンには書かせない一冊だろう。 ...さらに詳しい情報はコチラ |
豪華列車はケープタウン行 (文春文庫)価格: 410円レビュー評価: 4.5 レビュー数:2 1998年に出た単行本の文庫化。 台湾、ベトナム、南アフリカ、ブラジル、マレーシアと海外の旅ばかりがまとめたられた一冊。豪華な旅が多くて、宮脇氏のいつものエッセイからすると違和感がある。 しかし、そこそこに面白い一冊だった。豪華さをちゃんと伝えてくれるし、ユーモアや批判も忘れていない。アパルトヘイト撤廃後の南アフリカの陰惨な現状にもきちんと目が配られている。 面白かったのはマレー半島を縦断するE&O急行。値段的にも最も高価で、車内のサービスも凄い。ちょっと乗ってみたいと思った。 ...さらに詳しい情報はコチラ |
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旅は自由席 (新潮文庫)価格: 460円レビュー評価: 4.0 レビュー数:2 故宮脇俊三さんは、一人で汽車(電車)に乗ることを目的とした旅を一般人に認知させた紀行作家です。
私は、昔から宮脇さんの大ファンですから、その書かれた著作のどれもが味わい深く、どの章からも筆者の人となりが感じられ、旅に関する随筆集ですが、鉄道マニアでない方も楽しく読める作品だと思います。
本書は、1991年に刊行された単行本を文庫にしたもので、旅について筆者の経験と思い出が「自由」に綴られている旅情溢れる1冊です。
「どこかへ行きたい」という章に収録されているエッセイのどれもが、旅に出たい、という気持ちに満ち溢れています。実際に鉄道に乗りたくて ...さらに詳しい情報はコチラ |
椰子が笑う汽車は行く (文春文庫)価格: 470円レビュー評価: 4.5 レビュー数:3 1985年に出た単行本の文庫化。 東南アジアの鉄道を乗り回した紀行文。宮脇氏が外国の鉄道について書いた本の中ではベストだと思う。執筆されたのが1980年代初頭で、脂の乗り切っていた時期だからか。それに加えて東南アジアの観光地化が進んでいないのも大きい。冒険的な要素が加わっているのだ。貧しく、政治的に混乱している国々への社会批判も鋭い ...さらに詳しい情報はコチラ |
シベリア鉄道9400キロ (角川文庫 (6230))価格: 483円レビュー評価: 4.0 レビュー数:2 1983年に出た単行本の文庫化。 1982年4月にシベリア鉄道を体験してきた紀行文。当時はウラジオストックが外国人立入禁止地域だったため、ナホトカからモスクワまでの記録になる。さらに横浜からナホトカまでの船旅、モスクワの地下鉄、モスクワからレニングラードへの往復についても触れられている。 シベリア鉄道は約9400キロ、車中6泊の旅である。これを編集者と二人で過ごすことになる。ただ乗っているだけ。やることがない。さすがの宮脇氏も書くことがなかったのか、やたらと食事と酒の話が出てくる。車窓から見えるもの、ソ連の人々については意外なほど記述が少ない。人々については、車掌と食堂車の ...さらに詳しい情報はコチラ |
台湾鉄路千公里 (角川文庫 (6160))価格: 504円レビュー評価: 5.0 レビュー数:2 帯抜粋「汽車ポッポおじさん台湾を行く!「時刻表」一冊をカバンに入れて・・・国内2万キロを乗りつぶし、汽車に乗るためにだけ、海の外への旅に出た。おなじみ「汽車ポッポおじさん」の一人旅行状記!待望、切望、熱望の乗りつぶし海外版第一弾!」 @6月2日(月) 桃園国際機場 台北車站 自強号、往高雄 空襲警報時旅客須知 A6月3日(火) 筥光号餐車 対号特快車 阿里山森林鉄路 呉鳳旅社 B6月4日(水) 台糖公司虎尾総廠路線 集集線 海線、山線、循迴追分線 台中柳川西路 C6月5日(木) 東勢線、内湾線 淡水線 ...さらに詳しい情報はコチラ |
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