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白昼の悪魔―鬼貫警部事件簿 (光文社文庫―鮎川哲也コレクション)価格: 660円レビュー評価: 4.0 レビュー数:1 鬼貫警部ものの短篇を集めた一冊。
「白昼の悪魔」「誰の屍体か」「五つの時計」「愛に朽ちなん」「古銭」「金貨の首飾りをした女」「首」の7編が収められている。
短いながらも凝った作品が多く、意外に楽しめた。一方で、鮎川短篇にしばしば見られる、本を投げ捨てたくなるほどの駄作も混じっているのだが。
ほかの短編集やアンソロジーにもしばしば取られているが、「五つの時計」が傑出している。
巻末の、本人による創作ノートはユーモアがあって笑える。山沢晴雄が鮎川氏の思い出を語ったエッセイでは、色々な暴露話が披露されており、鮎川哲也のいい加減さが明らかにな ...さらに詳しい情報はコチラ |
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憎悪の化石 (創元推理文庫)価格: 630円レビュー評価: 4.0 レビュー数:1 刑事たちが駒ではなく、ひとりひとり個性ある人間として描かれていて、好感度大の物語!!庶民的な感覚に首肯することたびたび。そして、犯罪と捜査だけで終わらず、悲しくも美しい恋の物語でもあるのだった。全てを読み終えたとき、タイトルの真の意味が明らかになる!! ...さらに詳しい情報はコチラ |
鮎川哲也読本価格: 1,890円レビュー評価: 5.0 レビュー数:1 鮎川哲也を読みたい、と切実に願ったときに出会った鮎川入門編とも言うべき本。現在活躍中の作家が“鮎川哲也”について語る「エッセイアンソロジー」、初心者には嬉しい「全長編レビュー」、芦辺拓氏他へのインタビューで構成された短編ベスト5、芦辺氏と鮎川氏の対談など盛りだくさん。ミステリ好きならば必読です。 ...さらに詳しい情報はコチラ |
空飛ぶ馬 (鮎川哲也と十三の謎)価格: 1,785円レビュー評価: 4.5 レビュー数:2 推理作家としての、著者の功績についてはいうまでもありません。「日常の謎」という言葉を、ミステリ好きの人なら知っているだろうから。進めたいのは私小説好きな人へ。これは自分のことが書かれているのではないか。一度は思ったことがある人もいるのではないでしょうか。「赤頭巾」のなかにでてくる「情は理に勝つことはできない」という言葉を重く受け止めました。一見反対に思えますが、それも確かに実だと思うのです。高校時代に初めて読んだ、私にとっての北村薫原点です。 ...さらに詳しい情報はコチラ |
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