花村萬月 の書籍リスト           

  
花村萬月に関する書籍をご紹介しています。






このサイト「 花村萬月 の書籍リスト 」について
世界最大の通販サイト「Amazon」と提携して、評価の高い厳選した商品をご紹介しています。

たびを
価格: 2,940円
レビュー評価:4.0 レビュー数:6
皆さん仰るが、まず厚い。実質1000ページの辞書かと思われる装丁。1000ページきっちりというのも著者のこだわりか?タイトルのシンプルかつあえてひらがな3文字の「たびを」未完了形のimaginationをそそる(読後では深読みすればちょっとあざといかも)レアな試み、旅行記が初期の著作だったとされる花村氏の原点回帰プラス私小説プラス創作という新しい試みを感じさせる。しかし意気込んだ処はどこにも感じられるものでは無く、著者自身非常にrelaxし、dejavuを楽しみながら書かれたのではないのだろうか?私自身ライダーの聖地とされる北海道在住であり、連休の範囲内で虹児の走った作中の北海道の要所をほん
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真夜中の犬 (光文社文庫)
価格: 650円
レビュー評価:4.5 レビュー数:3
裏表紙の紹介には愛情物語とある。
どっちかというと哀情物語な気がする。
貢も狛犬もマキも不器用だ。
お互いへの愛情はゆるぎない。
でも、この小説が終わる時点では皆自分のことを愛し切れていない。
その辺が愛より哀が勝ってるように感じちゃう。
死んじまった人はしょうがないとして、これからも生きてく人は、
生き続けるつもりなら自分も愛さないと。
他の作品ではこの後の人生を生きている人も描いているのだろうか?
とりあえずこれ一冊ではこのテーマは終わってないでしょ。
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惜春 (講談社文庫)
価格: 540円
レビュー評価: レビュー数:

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眠り猫 (新潮文庫)
価格: 580円
レビュー評価:4.0 レビュー数:2
 満月といえば、過剰なまでのエロス、過剰なまでの暴力が淡々と描かれる凄みを期待してしまう。しかし初期作品だということで、あまり構えることなく読み始めた。最初は探偵「眠り猫」より長田の方が、余程存在感があった。ウサギがいい。マイナー女優の視点も新鮮で、探偵小説とは思えない展開だ。息子のタケがまた、天性のスケコマシ美少年とは変わってる。魅力的なキャラクターがいっぱい。
 崩壊家庭やシャブ中毒やヤクザの離婚など、一歩間違えれば凄惨な場面の連続になる素材を、なんだか純真さや一途さを導入して軽めに仕上げた感じ。青春小説のような味わいがある。
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愛の風俗街道―果てしなき性の彷徨 (カッパ・ブックス)
価格: 890円
レビュー評価:4.0 レビュー数:1
日本縦断、各地の風俗の色合いを色濃く表現しています。そして、青森の花嫁事情や日本人の血など、風俗と一見関係なさそうな事柄との関連性を見事に表現しています。人とはなにか?と言うこと、を考えされてもくれる1冊です。
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笑う山崎 (ノン・ポシェット)
価格: 620円
レビュー評価:5.0 レビュー数:8
世に溢れる書物の中で読みたい本を選ぶ時、まず本のタイトルで己の興味が惹きつけられるかどうか、僕の場合はそれが判断基準になる訳だが、「笑う山崎」は、その僕なりの基準をクリアーして我が家にやって来た。「炙られる山崎」など目次を見ても何故かワクワクする何かがある。読み進めていくうちに、山崎さんにそんなことをして後でどうなっても知りませんよと思わざるを得ない輩が続々登場するわけだが、案の定、半田ゴテで全身穴だらけにされご臨終。己の美学の為なら子持ちのフィリピン女性の鼻梁も砕く。それが山崎の生き様。圧倒された。
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風転〈下〉 (集英社文庫)
価格: 700円
レビュー評価:4.0 レビュー数:1
 ヒカルと鉄男のバイクの逃走劇は、終わりを予感させる。得体の知れない周囲からの包囲は切迫感を醸しだしている。ヒカルの成長と二人の友情の物語と捉えれば、悲劇と言い切れないかもしれない。それぞれの登場人物が違った場面を同時に展開しているが、正直なところ濃厚な恋愛場面は、満腹になってしまう。見知らぬ二人が、いとも簡単に肉体関係になってしまうあたりは、少し白けてしまう。ライディングシーンを期待するものとしては、その他は割り切って飛ばして読んでしまった。
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風転〈中〉 (集英社文庫)
価格: 760円
レビュー評価:3.0 レビュー数:2
 それぞれ殺人を犯してしまったヒカルと鉄男は、バイクで旅に出る。ヒカルはCB400SF、鉄男はGSX250で中央高速を抜け、大垂水峠で鉄男がコーナリングを見せる。鉄男はヒカルに、ライテクを教えたり、殺人に関する哲学を熱く語ったりと…そこにはヤクザとは別人格とも思える鉄男がいる。どうもそれが萬月とダブルのは気のせいか?(かつて萬月は愛車GSXで野宿の旅をしていたようだ)余談であるが、東北出身の私は、山形県の「鼠ヶ関」が出てきた時に、ノスタルジックになった。
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渋谷ルシファー (集英社文庫)
価格: 510円
レビュー評価:5.0 レビュー数:2
お客の注文に合わせてブルースをかける店、ルシファー。
今日もまた、マスター桜町の苦難がやってくる・・・

ある日、店に映子がやって来たことから桜町は
自分の過去を周りの人々の恋物語も織り交ぜながら、振り返っていく。

登場人物たちが奏でる「ブルース」に耳を澄ませてみてください!!
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Heart Beat
価格: 1,575円
レビュー評価: レビュー数:

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ぢん・ぢん・ぢん
価格: 2,940円
レビュー評価:4.5 レビュー数:2
この作品、ものすごいです。何がすごいって、読み終えて私は1週間ぐらい

心がずんと重く沈みました。ほんと救いがない作品なんです。でも問答無用ではまりました。かなり長い作品なんですが毎夜読みたくて読みたくて。スケコマシを生業にするためにさまざまな経験をつむイクオ。そしてイクオに喜ばれたいがために崩れていく則江。その2人が紡ぎだす希望と絶望。やはり萬月は天才です。非日常的な生活に浸りたい方お勧めです。
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