花村萬月 の書籍リスト           

  
花村萬月に関する書籍をご紹介しています。






このサイト「 花村萬月 の書籍リスト 」について
世界最大の通販サイト「Amazon」と提携して、評価の高い厳選した商品をご紹介しています。

二進法の犬
価格: 1,100円
レビュー評価:5.0 レビュー数:9
 暴力あり、セックスあり、屁理屈あり。
 透明にして過剰な自意識、花村萬月の花村萬月たる所以を詰め込んだような名作。
 今なお続く氏のライフワーク『王国記』は、悲しいかな、ひたすら冗長。目指すべき場所を
見失ったとしか私には読めない。
 それに比してこの『二進法の犬』、とにかく読ませる。
 なぜ分冊にしないのかは知らないが、文庫本でありながら、1000ページを超えるという代物、
しかし、スピード感でその量を苦にさせない。それでいて、ただ長編向きの文体で仕立てた
というに留まらず、同時に極めて密度の高い描写が同
...さらに詳しい情報はコチラ

ぢん・ぢん・ぢん〈上〉 (祥伝社文庫)
価格: 860円
レビュー評価:2.5 レビュー数:2
タイトルのとおりであります。儚いがゆえに性に固執してしまう人達。切ないがゆえに彷徨う激性媚薬、おもむろに激性媚薬・・・。この作家の作品を読んでいると、どんなに過激なセックスシーンもいやらしさというのが全くなく、その行為に溺れてしまわなくてはならない、もしくはならなかった魂の放浪が描かれていると思います。美醜という概念の恐ろしいほどの奥深さ、または残酷さを、この作家はさらりと描いてしまう凄さ。基本的にはエンターテイメントなのですが、三島や壇一雄を彷彿とさせる純文学の精神が根底に流れていて、決して一時の劇薬的小説ではありません。
...さらに詳しい情報はコチラ

汀にて―王国記〈3〉 (文春文庫)
価格: 490円
レビュー評価:5.0 レビュー数:1
 ヤマも無ければオチも無い、でもおもしろい。そんな作品が書ける花村萬月はじつに稀有な作家だと思う。この作品では(というか王国記シリーズは)特にそれが顕著だ。彼の本が本当に好きならおもしろいと思えるだろうが、この作品は特に読む人間を選ぶ。あなたのセンスが問われる。花村萬月を初めて読む方には、はっきり言って勧められない。これを読んだあなたは何を感じるか。もしよければレビューを書いてほしい。
...さらに詳しい情報はコチラ

皆月 (講談社文庫)
価格: 660円
レビュー評価:4.5 レビュー数:11
練りに練られた文章はエンタメと言うより、
純文学と言いたくなる人もいるかもしれないが、
読者を置き去りにしても自己表現を追求する
糞純文学とは違う素晴しいエンタメである。
ハードボイルドの主人公は、
酒飲んで女抱いて暴力を振るわないといけないので、
何も出来ないヘタレよりは、
悪い事をやりまくる悪漢に近くなるが、
本書は正義と悪、我慢と自己表現の匙加減が素晴しい。
アウトロー社会に関係することになるが、
主人公は妻以外に女を知らなかった
真面目な元サラリーマン(
...さらに詳しい情報はコチラ

海を抱く―BAD KIDS (集英社文庫)
価格: 630円
レビュー評価:4.0 レビュー数:18
女性作家の作品で激しい性描写が描かれると決まって生々しさに反論が出るがそれは自分の中の獣性に蓋をしたいという綺麗事ではないだろうか?
男はきっと女性の性に対する本音を聞くのが怖くて強がっているのだ。

『お互い納得済みの体だけの関係なら浮気ではない』という意見があり、
私自身も強く唱えていた時期があったが本書のように相手を受け入れる、あるいは相手を飲み込むという行為に結局感情が寄り添わないはずがないのでは?

異性にとにかく触れたくて、でも自分の欲望を認めたくなくて、その思いのすれ違いが青春小説だと思われ、

...さらに詳しい情報はコチラ

空は青いか
価格: 1,575円
レビュー評価:4.5 レビュー数:2
花村萬月さんの作品はいくつか読みましたが、暴力とエロスが核なので、
好き嫌いがはっきりわかれる作家ですね。

私も、彼の作品は、面白いと思える作品もあるけど、
読んでいてとても気持ち悪く、理解できない作品もあります。

今回はそういうのを飛び越えて、『萬月おやぢ』とおしゃべりをしているような感じです。
自分の車、オートバイ、愛犬自慢。喧嘩自慢。
自分のものすごくかっこ悪い話、みじめな話。

文章がわかりにくいところもありりますが、
(文章のわかりにくいところを自己弁護して、さらに文章で説明しているところが。)
これは、基本的に『萬月おやぢ』とのおしゃ
...さらに詳しい情報はコチラ


二進法の犬 (カッパ・ノベルス)
価格: 1,300円
レビュー評価:5.0 レビュー数:9
 暴力あり、セックスあり、屁理屈あり。
 透明にして過剰な自意識、花村萬月の花村萬月たる所以を詰め込んだような名作。
 今なお続く氏のライフワーク『王国記』は、悲しいかな、ひたすら冗長。目指すべき場所を
見失ったとしか私には読めない。
 それに比してこの『二進法の犬』、とにかく読ませる。
 なぜ分冊にしないのかは知らないが、文庫本でありながら、1000ページを超えるという代物、
しかし、スピード感でその量を苦にさせない。それでいて、ただ長編向きの文体で仕立てた
というに留まらず、同時に極めて密度の高い描写が同
...さらに詳しい情報はコチラ

少年曲馬団
価格: 2,100円
レビュー評価:1.0 レビュー数:1
花村萬月の幼少時代、小1から小4までを描いた作品、たぶん自分は人とは違って、個性的で、一匹狼で…結局自慢話だろうなーと思いたくなる出だし、600頁以上も自慢ばっかり読むのもかったるいんで、放り出しちゃった、違ったらごめん、歯医者の待ち時間で見切っちゃった
...さらに詳しい情報はコチラ

愛は、むずかしい
価格: 1,470円
レビュー評価:5.0 レビュー数:1
 書名の一般受けとしては損をしている。しかし、通の人は鋭く何が書かれているか、その本文内容を嗅ぎ取るであろう。本書は3章からなる。それぞれの章名は「愛とヒモ」「買う女、売る女」「男の躯、女の躯」で、これらが本文内容を象徴しているのだが、書名はこのきわどいネーミングは避けた。全24編の文題を例示すると「〈ヒモ〉とは、本来は女の遣り口」「月収七百万の風俗嬢」「女性の扱い方」等から本文内容はほぼ推察されよう。芥川作家の真面目さを仮面にしたのが本書タイトルである。確かに、真の愛は難しい。安っぽい巷間の愛らしきものはあっても、そこには心が置き忘れている。教訓を垂れているのではない。けっこうそういう現実
...さらに詳しい情報はコチラ

沖縄を撃つ! (集英社新書 415D) (集英社新書)
価格: 756円
レビュー評価:2.5 レビュー数:8
沖縄”癒やしの島”幻想。
多くの観光客、メディアは沖縄のイメージを一人歩きさせ、
沖縄がなにか別世界の楽園であるかのような妄想を作り上げてしまった。
観光客は激増し、さらには移住ブームは過熱の一途をたどっている。

本著ではそのようなブームに対して厳しい切り口で迫っている。
『移住っていうけど、・・同じ国内なんだから、引越しですよね』
なるほど。

また、この著作の中では、
「試験そこそこ秀才」や「善良な市民」に対して厳しい矛先が向けられる。
『試験秀才こそ、最
...さらに詳しい情報はコチラ

錏娥哢〓(あがるた)
価格: 2,310円
レビュー評価:3.5 レビュー数:3
花村先生、遊びが過ぎるのではないかと言いたくなるところだが、この抱腹絶倒痛快歴史小説は正直面白かった。
ハイブリッドのアガルタは、やたら好色なところが世の真面目人間から難癖をつけられそうだが、こうしたスーパー・ウーマンものには必要悪としておこう。また、登場人物の設定もハチャメチャであるが(詳しくは読んでけろ)、妙なところで時代考証が詳しかったりして、単純なお遊び小説とも一線を画している。
私としては、アガルタの「その後」がどうなったのか知りたいところ。
...さらに詳しい情報はコチラ

Copyright (C) 2009 花村萬月 の書籍リスト All Rights Reserved.

inserted by FC2 system