古処誠二 の書籍リスト           

  
古処誠二に関する書籍をご紹介しています。






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七月七日 (集英社文庫)
価格: 630円
レビュー評価: レビュー数:

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分岐点 (双葉文庫)
価格: 660円
レビュー評価: レビュー数:

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少年たちの密室 (講談社ノベルス)
価格: 861円
レビュー評価:4.5 レビュー数:8
 アンノンに続いた、この作品で著者の評価は決まったのではないだろうか。
 一年かけて書いた作品。著者自身も満足。
 地震によって地下に閉じ込められた生徒達。そこで、起こる狂った悲劇。
 中の展開という、拡がっていく狂気といい、とにかくひたすら傑作。
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未完成 (講談社ノベルス)
価格: 861円
レビュー評価:4.5 レビュー数:2
 ミステリといえば、少なからず殺人事件がからんでくるのが常識であるが、前作のUNKNOWNにしろ、今作の未完成にしろ、ミステリの材料にならないようなことを上手くミステリにしあげていく。
 今作はど田舎の島の自衛隊基地における拳銃消失事件である。ミステリとしての迫力が足りないと思われるかもしれないが、その実とても端整で退屈しないミステリとなっている。背後には命の危険にさらされる自衛隊員の所謂「踊る大走査線」でやろうとしていたテーマや、在日朝鮮人問題などがからみ、奥深い。お勧めだ。
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ルール
価格: 1,680円
レビュー評価:4.0 レビュー数:5
戦争が悪いとか善いとかじゃない。もっと奥の、深い部分を突きつけられた。
その現実を作ったのは紛れも無い「戦争」という事実だが、そこに在った彼らは私たちと何ら変わり無い「人間」だろう。
それを憂うべきか嘆くべきか恐れるべきか。
畏れ多い人間様の成れの果てに見えたもの。

読めば気付く。
戦争のもたらすモノに、人間の持つ巨大なモノに。

私は彼らを軍人として、人間として、尊敬します。
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UNKNOWN (講談社ノベルス)
価格: 777円
レビュー評価:4.0 レビュー数:4
 自衛隊の硬いイメージとは裏腹にユーモラスな軽い文体で書いていて、おまけにミステリにならないような材料でずっと書かれている。まさに作者の実力が窺える。
 誰も死なないし、どこも爆破されない。でも、どうしようもなくミステリ。メフィスト賞の中でも、すべてがFになるの次くらいに、評価の高い作品。
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