久世光彦 の書籍リスト           

  
久世光彦に関する書籍をご紹介しています。






このサイト「 久世光彦 の書籍リスト 」について
世界最大の通販サイト「Amazon」と提携して、評価の高い厳選した商品をご紹介しています。

雛の家 (中公文庫)
価格: 880円
レビュー評価:5.0 レビュー数:1
 第二次世界大戦に向かう「夢がなくなろうとしていた」時代の中で、大店を背負う立場を自覚しつつ、そこから逃避して自分のアイデンティティとして恋愛にすがりつく母親と祖母を含めた老舗人形屋三世代の女性たち。
 当時の日本女性としては非常に強い存在だと思う。恋愛に立ち向かう姿勢といい、老舗を思う矜持といい、彼女たちの存在は輝いて見える。それぞれあまり恵まれない恋愛の様子と、三者三様の決意というのは、すごく力強くて清々しくさえある。
 この作品では恋愛対象の男性たちでさえ、象徴として一種の記号と化している。主役やあくまで女性たちである。普段は仲良く、時に意地悪な姉妹ならでは力関
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一九三四年冬―乱歩 (新潮文庫)
価格: 500円
レビュー評価:5.0 レビュー数:7
久世さんの作品の中では一番好きです。
どれも独特の雰囲気がありますが、中でもこれはイイです。

懐古趣味的で、乱歩の世界の濃密なエロティシズムと差し色のようなグロテスク。
美青年に気を引かれる中年男、という部分は少し「ベニスに死す」を彷彿とさせ、
またあるときは美女に目移りし、ホテルの隣の部屋に怪奇的妄想を抱いたりする、
スランプで情緒不安定になっている乱歩の、外人向けホテルに逃避中の数日間(?)を描いています。

また、そんな生活から生み出される妄想を昇華したような小説が、
作中作で
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prints (プリンツ) 21 2008年夏号 特集・四谷シモン [雑誌]
価格: 1,500円
レビュー評価:4.0 レビュー数:2
シモン先生ファンの私は、もうこの雑誌が出たときは食いついて
読ませていただきました。
澁澤龍彦、金子國義、唐十郎、寺山修司この方達とも交流があるシモン先生は凄い!
寺山先生とも交流あったのかーと感動でした。

そしてシモン先生の人形通販記事があり
それはそれは興味があったのですが、
価格600万円の通販は庶民には辛すぎました。
60万ならがんばって買おうと考えてたのですが1けた多かった、、
やっぱりね。と感じました。

シモン先生は作品が大きく数がそんなにないの
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マイ・ラスト・ソング―あなたは最後に何を聴きたいか (文春文庫)
価格: 420円
レビュー評価:5.0 レビュー数:1
 雑誌「諸君」の連載で、毎月、彼の好きな歌を通して思い出を語ったり、歌の解説をされていた。知っている曲もあれば、知らない曲もあったが、知らない曲のお話でも楽しく読めた。
 最初は、数曲を選ぶのかと思ったら、そうではなく、延々と続いて、「久世さん、そのときになったら大変じゃない?」と老婆心に思ったものである。
 ま、題名は、ちょいとセンセーショナルにして、自分の好きな歌に関連したエッセイをお書きになったとは思うが。

 私は、決めております。
  Beatlesの「In my Life」

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美の死―ぼくの感傷的読書 (ちくま文庫)
価格: 798円
レビュー評価:4.0 レビュー数:1
たいそうなタイトルだけれども、副題は「ぼくの感傷的読書」。あとがきに「一冊の本を読むことは、一人の女と寝ることに似ている」なんて書くのだから、ほんとうに感傷的な書評だ。
 最近亡くなってしまった久世さんだが、会社の上司に紹介されて以来、けっこう好きな作家となっていた。だから、惜しい。もっとたくさん書いてほしかったのに。一文が長くて、比喩表現が多くて、しっかり読まないとついていけなくなってしまう。そんな筆者の文体が好きだった。
 今回も書評とはいえ、その嘆美な世界をじっくり味わえる。知ってる作家も、知らない作家も出てくるけれど、なんだか妙にすべてがすてきに見えてくる。「
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今さらながら 大遺言書
価格: 1,680円
レビュー評価: レビュー数:

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桃 (中公文庫)
価格: 680円
レビュー評価:5.0 レビュー数:1
果汁をじゅるじゅるしたたらせる程に濃密に熟れた桃の
薫りが、いずれの短編からも読んでて漂って来る。
この作品を読んで、「桃」という果物、「桃」という漢字自体に
色気を感じてしまうようになった。
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蕭々館日録 (中公文庫)
価格: 820円
レビュー評価:5.0 レビュー数:1
漱石の「猫」を下敷きにしていると言うよりも、かつての文人達への久世さん
の思いが、このような素晴らしい作品として結実したのかも知れない。

麗子視点の文章が綴られているので、読んでいてメロディアスで、抒情的で、
本当に気持ちが良い。出てくる小物もこれまたノスタルジックで、演出効果抜群。
芥川や菊池など、出て来る人達も愛らしい。

久世さんの「乱歩」が好きな人は絶対に好きです。
文体実験や作家達への思いも、麗子の口を借りて出てきます。
それがまた、不自然ではなく、美しい。

子役として三島由紀夫も、ずっと出演しています。
絶対にオススメ。
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一九三四年冬‐乱歩
価格: 1,835円
レビュー評価:5.0 レビュー数:7
久世さんの作品の中では一番好きです。
どれも独特の雰囲気がありますが、中でもこれはイイです。

懐古趣味的で、乱歩の世界の濃密なエロティシズムと差し色のようなグロテスク。
美青年に気を引かれる中年男、という部分は少し「ベニスに死す」を彷彿とさせ、
またあるときは美女に目移りし、ホテルの隣の部屋に怪奇的妄想を抱いたりする、
スランプで情緒不安定になっている乱歩の、外人向けホテルに逃避中の数日間(?)を描いています。

また、そんな生活から生み出される妄想を昇華したような小説が、
作中作で
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ひと恋しくて―余白の多い住所録 (中公文庫)
価格: 520円
レビュー評価:4.0 レビュー数:1
久世さんならではのエピソードで描く有名人たちの紹介文。
森繁さん、向田さんのリアルな魅力はさすがの一言です。
紹介されている人の表情まで目に浮かぶような見事な文章です。
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