親鸞の不在証明 (ノン・ノベル)価格: 880円レビュー評価: 4.5 レビュー数:3 本当に意表をつく結末です。なるほど、こういう歴史推理があったとは。
理論上、「存在した」という証明はその証拠をみせればいいのですが、「不在」を証明するのは、非常にむずかしい。それを納得させるための大仕掛けがこの小説にはあります。このスケールの大きさは、全然位相が異なりますが、高木彬光『帝国の死角』以来の経験です。
難をいえば、もう少し親鸞関係の文献を丁寧に論じてほしかった。ということで星は4つ。 ...さらに詳しい情報はコチラ |
哲学探偵 (カッパ・ノベルス)価格: 880円レビュー評価: 2.5 レビュー数:2 この著者の『邪馬台国はどこですか?』を読んでから,とても
期待して読み続けていたのですが,だんだん,驚くような
ワクワクするような感じが薄れてきている印象が拭えません。
この本も哲学を取り上げているということで,新しい解釈や
それが効果的に使われていることを期待して購入しましたが,
ただの小道具,それですらもないと感じられてちょっと期待
ハズレでした。
また,初期の頃の本当に面白い,ワクワクさせられる内容を
期待して,今回は☆2つということで。 ...さらに詳しい情報はコチラ |
タイムスリップ水戸黄門 (講談社ノベルス)価格: 840円レビュー評価: 4.0 レビュー数:2 正義の味方、水戸黄門が現代にタイムスリップ。
現代の悪を華麗に華麗に裁く。
過去の人間が現代にタイムスリップしてきたら。
そういう空想がまた面白い。
タイムスリップネタってどうしても細かいところの
辻褄を合せようして破綻しますが、
本作ではそんなことは一切ありません。
細かいところにはこだわらないからです!
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いろは歌に暗号 (祥伝社文庫)価格: 670円レビュー評価: 4.0 レビュー数:1 著者がもう一つのいろは歌である〈かたらむ歌〉を
発見したことにより、着想された本作。
「薬子の変」にからみ、空海、橘逸勢をはじめ、藤原冬嗣や
坂上田村麻呂、最澄といった当時の歴史上の偉人たちの人間模様も楽しめます。
嵯峨天皇が作中において、一般にはあまり知られていない名で呼ばれている
本当の意図に気づいた時、「まんだら探偵」たる空海の真価が理解できます。 ...さらに詳しい情報はコチラ |
ヒミコの夏 (PHP文庫)価格: 880円レビュー評価: 3.0 レビュー数:1 ストーリーはよくできていると思うし
現代の問題にも、話題性もある。
けれど何かが足らない・・そんな気がする。
お話が過ぎていて、ストーリーテラーで終わっている気が?。
登場人物に感情移入するには、
ちょっと弱いのか・・・
面白いのに・・
理由はよくわかりませんでしたが、
少し物足りなさが残りました。
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北京原人の日 (講談社文庫)価格: 800円レビュー評価: 4.5 レビュー数:2 途中で読むのが止められなくなってしまった。面白い!
ミステリー好き、歴史好き、戦争好き、策略好きは読むように!
途中、なんで主人公達はこうしないんだろうとヤキモキしながら読みました。
あきさせない展開は、見事としか言いようが無い。
これが本当だったら(ちょっと突拍子も無い事だけど)凄いなぁ?
まったく凄い!凄いとしか言えない(笑)
とにかく読んで損は無いと思う。
私が学生時代にこんなの読んだら、歴史マニアになっていたかもしれない・・・ ...さらに詳しい情報はコチラ |
「神田川」見立て殺人 (小学館文庫)価格: 650円レビュー評価: 3.0 レビュー数:3 強引な展開に置いて行かれそうになりました。
謎解きというよりは
歌謡曲をベースにした物語という感じで
「よくもまぁ思いつくな…」と感心します。
リアルタイムではありませんが
ベースになった歌は大体知っているので
その頃の自分も思い出し懐かしく読ませて戴きました。 ...さらに詳しい情報はコチラ |
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謎解き道中―とんち探偵・一休さん (祥伝社文庫)価格: 650円レビュー評価: 3.0 レビュー数:2 小編の集まりだが、最初の2編を読んで読む気をなくした。一応推理物なので種は明かせないが、TVアニメの筋立てどおりの3人組が少女の両親探しの旅に出て怪奇な事件を謎解きする事になっている。その謎解きがあまりにも安易、推理物とは言えぬ筋立てで呆れた。TVアニメの鮮やかな推理の冴えを見せる一休さんのイメージを徹底的に損なう駄作である。 ...さらに詳しい情報はコチラ |