京極夏彦 の書籍リスト           

  
京極夏彦に関する書籍をご紹介しています。






このサイト「 京極夏彦 の書籍リスト 」について
世界最大の通販サイト「Amazon」と提携して、評価の高い厳選した商品をご紹介しています。

南極(人)
価格: 1,995円
レビュー評価:4.0 レビュー数:1
「どすこい(仮)」の続編というか、並列的な作品。
肩の力を抜いて読み進むことができます。
京極先生はこんな一面もあるのだと楽しめる作品です。

「どすこい(仮)」では、生暖かいような恐怖感があったのですが、
今回はとことんギャグにこだわった感があります。
内容の個人的好みで、星一つマイナスです。

しかしながら、今回引用した作品の中でも特に平山夢明氏の「独白するユニバーサル横メルカトル」を基にした、
タイトルと表紙の絵のオマージュ(パロディ?)は最高です。
その他のチョイス
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魍魎の匣―文庫版 (講談社文庫)
価格: 1,090円
レビュー評価:4.5 レビュー数:70
京極夏彦2作めにして最高傑作として名高い本作。作中にはさまれる幻想的な「匣の中の娘」女子高生の自殺未遂事件、連続バラバラ殺人事件、戦時中の不気味な研究を続ける医学研究所、匣をあがめる新興宗教など禍々しいが、一見無関係に見える事件が一気に収束してゆくラストが圧巻です.戦後のこの時期に免疫学や遺伝子操作などの言葉自体もありませんし、そういう意味で時代背景と京極堂の説明はやや齟齬がありますが、科学と伝奇ものが絶妙に組み合わされた傑作であることはかわりありません。現代の医学水準で考えれば四肢のない状態で生きていくことも人工臓器、臓器移植などある程度可能な技術です。究極は体のサイボーグ化、脳移植や意識
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くおんの森 (1) (リュウコミックス)
価格: 590円
レビュー評価:4.0 レビュー数:2
本好きばかりが暮らす栞ヶ浜という不思議な町に引っ越してきた主人公・魚住遊紙は、一読した書の内容を決して忘れないという特技を持つ十六歳の少年。 遊紙はその不思議な町で紙魚(シミ)という文字を食う魚に導かれ、「森」(図書館のような場所)を守る森人の少女モリと出会う。

今作は、「本」をキーワードに主人公の遊紙の日常的なエピソードが描かれています。 味のある世界観を、作者が楽しんで描いているというのが伝わる緻密な絵は溜息ものです。絵柄はやや80年代を感じさせる古い絵柄ですが、雰囲気は良いです。

欠点は「分かりづらいこと」でしょうか。気になった点が二つ。
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魍魎の匣 1 (1) (怪COMIC)
価格: 588円
レビュー評価:4.5 レビュー数:12
 京極夏彦の作品を漫画化したものとしては他に『巷説百物語』、『ルー・ガルー』を知っていますが失礼ながらこの作品ほどの完成度(再現度)はないように感じます。
 この作品は、絵の完成度もさることながら、小説独特の心理描写をよく絵に表わしていると思います。(例えば木場刑事の心理状態を表すのに使われた『箱』の描写は巧みでした)
 原作ファンにも必見です。


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文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)
価格: 840円
レビュー評価:4.0 レビュー数:126
分厚い本の多い人だな、という印象しかなかったこの作者の小説を、初めて読みました。まんまとアニメ(「魍魎の匣」)から入りました・・・。
この本も分厚いです。でも一気に読めました。冒頭で長々と続く認識論?からして、「へえー」と感心してしまいます。

日常と非日常、普通の人と「憑物筋」の人は、まったく別個にあるのではなくひとつのものの違った面にすぎない。だから「この世に不思議なことなど何もない」。
一見異常に見えるものも、単にそれ自身の論理に従っているだけで、存在する場所はみんな同じ「この世」・・・その主張は真摯なものだし、共感できました。まっとうで
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文庫版 狂骨の夢 (講談社文庫)
価格: 1,070円
レビュー評価:4.0 レビュー数:40
京極堂シリーズ第3弾。
ミステリーとしては前2作よりも凝っていて良くなっていると思う。
薀蓄もフロイト・ユングといった心理学などが出てきて、京極さんの知識量には驚くばかりです。
中盤までは話が進むごとに謎がどんどん膨らんでいき、一体これをどう解決するのか?と思わされますが、京極堂が“憑き物落とし”に入ると一気に収束しました。

後半はややエロティックな気がしました^^;
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文庫版 鉄鼠の檻 (講談社文庫)
価格: 1,360円
レビュー評価:4.5 レビュー数:46
シリーズ第4弾。
今回は更に厚みがまして約1,400ページにも渡る大長編となっています。

今回のテーマは「禅」!
舞台は箱根の山奥、明慧寺。
登場人物はとにかく坊主が多いです。
坊主、坊主、坊主、坊主、坊主・・・・また坊主(笑)
しかし、ストーリーの構成は過去3作を含めても最高の出来ではないかと思います。
シリーズ4作目にして最もミステリーらしい作品になっています。
容疑者は皆坊主ですが、最後まで目まぐるしく状況が変化し、ラストに明かされる真実には驚愕させられます。
難解
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ルー=ガルー 4―忌避すべき狼 (4) (リュウコミックス) (リュウコミックス)
価格: 590円
レビュー評価:5.0 レビュー数:1
中々初心者には難関な、京極夏彦のルー=ガルーを、素材を生かしつつこんなに上手く漫画の表現で魅力ある作品に料理しているのが凄い。普段京極夏彦を読まない人でも読みやすいと思う。
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コミック怪 2008年 冬号 Vol.05
価格: 1,029円
レビュー評価:5.0 レビュー数:1
いつの間にか季刊になっていた『コミック怪』A^^;

さて、表紙にもなっている『魍魎の匣』ですが、
今回ついに京極堂の妖怪蘊蓄が描かれてます。
漫画ゆえに原作とは異なる言葉遣いやセリフの改変および端折りは、まあ仕方ないでしょうが許容範囲だと僕は思いました。
原作だと茶化したように描かれているところが漫画だと鬼気迫る感じで、そのギャップも改変らしく笑わせてもらいました。

榎さんの男前と破天荒の両立は見事だと思います。
コマやセリフが少ない割に話への割り込み方や表情の1コマで巧く表現されています。
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邪魅の雫 (講談社ノベルス)
価格: 1,680円
レビュー評価:4.0 レビュー数:59
大磯、平塚を中心に起こる毒殺事件。連続なのか、個別なのか。推理小説?ミステリー?起こる出来事を整理しても混乱をきたすこと必至。

前作「陰摩羅鬼の瑕 」と違い、今回はたくさんの人の目線で語られます。脇役だった青木、益田両名が活躍。そして、なぜかついてくる関君。ここでも、新たなキャラクターが登場します。

ウブメから読んでいるので、過去作品登場人物が多少の変化を見せて再登場するシーンは読んでいて楽しいです。

読み終わって、しばらく切なさが続きます。次回作も期待。
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文庫版 絡新婦の理 (講談社文庫)
価格: 1,400円
レビュー評価:5.0 レビュー数:36
京極堂シリーズの目玉は、何といってもつきもの落としですが、今回も千葉の田舎を舞台に連続猟奇殺人が多発し、その謎を明かしながら、その関係者のつきものをおとしてゆきます。売春や性風俗と女性の人権についての考察を、面白く拝聴しました。今回は榎津探偵が活躍し、笑わせてくれます。からまった蜘蛛の糸が次第にほどけていくように明らかになった行く様がとてもよく練られています。ただ登場人物が多く付き物落としが長過ぎたことと、殺人犯が、精神異常者というのが少々残念です。もちろん、正常/異常とのわく引き、差別などはあってはならないですし、また、同様に罪にも問われるべきと思いますが。
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文庫版 塗仏の宴―宴の始末 (講談社文庫)
価格: 1,200円
レビュー評価:4.0 レビュー数:22
その登場人物の多さに、時間が空いてしまうと、誰が誰だか分からなくなる気がしたので、前編に当たる「支度」を読み終わって一息着く間もなく読み始めました。

短編集のような「支度」がどのように纏められ、始末されるのか。催眠をテーマにした作品なので、誰がその術に落ちているのか、落ちていないのか、どきどきはらはらでした。

エノさんが腰の重い中禅寺を立ち上がらせるシーンは必見の価値があります。いつも名(迷)言を生み出すエノさんの言葉を何度も読みました。

後半の混乱大行進のシーンは圧巻です。

憑き物落し百
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