青の炎価格:
1,470円レビュー評価:
4.5 レビュー数:118
そもそもこれはミステリーなのだろうか?
倒叙ミステリーの傑作と言われているが、主人公である少年の犯行の詳細は全て一人称視点で記述されており、読者が推理する要素は何も無い。
これといって“探偵役”との緊迫した駆け引きがあるわけでもなく。
これをミステリーと言うのには疑問を覚えざるを得ない。
青春物の要素を持ったサスペンスとして分類するのが妥当だろう。
肝心の内容であるが、基本的にはよく出来ている。
ラストの余韻溢れる描写も秀逸だとは思う。
しかし、今ひとつ主人公に感情移入が出来ない。
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