折原一 の書籍リスト           

  
折原一に関する書籍をご紹介しています。






このサイト「 折原一 の書籍リスト 」について
世界最大の通販サイト「Amazon」と提携して、評価の高い厳選した商品をご紹介しています。

沈黙の教室 (ハヤカワ文庫JA)
価格: 987円
レビュー評価:4.0 レビュー数:7
人によって当然評価は違うと思いますが
万人が良いって言う程の作品ではないように思えます
とは言え、このページ数を読ませてしまうのですから
力のある作品だとは思います
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倒錯のロンド (講談社文庫)
価格: 620円
レビュー評価:4.5 レビュー数:3
折原氏の作品のほとんどは叙述トリックという手法で描かれている。この作品も叙述トリックで最後の1ページまで真実がわからない。そして、この手の折原作品は映像化は無理である。小説というカタチでしか
楽しめないのである。このトリックには賛否両論あると思うが、一読すれば目から鱗が落ちるだろう。これまでの本格推理とは全く別物である。乱歩賞を逃した作品ではあるが、騙されたと思って読んでほしい(本当に折原トリックにだまされるが)。
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叔父殺人事件―グッドバイ (講談社文庫)
価格: 730円
レビュー評価:3.0 レビュー数:2
R.ハルの名作「伯母殺人事件」に挑んだ「叔母殺人事件」(不出来)に続いての「叔父殺人事件」。テーマはネット集団自殺。単に世相を取り入れただけなのか、斬新なアイデアがあるのかが興味の焦点。

集団自殺現場で発見された男の甥とネット集団自殺をルポする作家の両者の視点を中心に物語は進行する。折原氏のいつものパターンである。甥の手記は事件後、ルポライターの手記は事件前を語っており、時間差がある。集団自殺の首謀者はミホと言う女性らしく、新聞記事によれば自殺の試みは2度起こっており、上述の集団自殺は2回目である。1回目は失敗、2回目はミホだけが生き残った。甥と叔父とは会社の共同経
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倒錯の死角(アングル)―201号室の女 (講談社文庫)
価格: 730円
レビュー評価:4.5 レビュー数:2
本作は作者の表芸の叙述トリックもの。題名が示す通り、男が向かいのアパートの201号室の女を覗き見し、秘かに楽しむという隠微な趣向が見もの。作者の他の叙述トリックものに比べ、ブラック・ユーモア味が濃い。

男が女を観察するうちに、女がある事件に係わっていることが分かってくる。この事件と女を巡って謎が錯綜し、やがて真相が分かるのだが...。

真相が明らかにされた時、「(気を付けているのに)うまく騙された」と思ったが、それよりも強く感じたのは、「女は怖い」、「女は怖い」ということだった。本作は読みやすくできているので、折原氏あるいは叙述トリックもの
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暗闇の教室〈1〉百物語の夜 (ハヤカワ文庫JA)
価格: 735円
レビュー評価:3.0 レビュー数:4
学生時代に読んだのですが、どうも内容を忘れている。気になって再購入&再読しました。

まぁ、基本的に内容は本の紹介文通りなんですけど・・・この本はジャンルとしてどうなんでしょうか?
ホラーと言っても雰囲気でドキドキする程度。
推理・・・・と言っても、各視点(回想・少年・百物語・教師など多々ある)や時間軸のズレが最後になって
一気に繋がるってとこくらい。しかも、綾辻行人の『殺人鬼』とトリックがカスッている。
結構厚い本でしたが、個人的にここまでページ数を使うほどの話なのか、少々疑問です。
便所の話がしつこいほど
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黒い森
価格: 1,785円
レビュー評価:3.5 レビュー数:8
 昔、折原 一の「遭難者」を読んだ時、巻末の謎解き部分が袋綴じになっているのを見て、この人はウイットに長けた作家だな、と思ったものだが、今作は更に趣向が凝っている。ある目的でミステリアスなツアーに別々に参加した訳ありの恋人同士が遭遇するサスペンス。手に取れば分かるように、表紙と裏表紙がご丁寧にも上下逆さまに印刷され、「生存者」と「殺人者」のふたつのパートとして、それぞれの立場から描写され(しかも、お互い126ページと127ページとほぼ同数の枚数で書かれている念の入れ方!)、本の中央部分にお約束の袋綴じされた解決編が挟み込まれているというこだわり。シャレっ気がある人ならこれだけでニンマリする事
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冤罪者 (文春文庫)
価格: 800円
レビュー評価:4.0 レビュー数:8
本作において、作者は本来の叙述トリックものに"冤罪"と言う社会性を加え、新境地を開こうとしたものと思われる。結局、「者」シリーズは四部作となった。

しかし、作者のデビューから付き合っており、作者のファンでもある私からするとトリックが全く物足りなかった。前半で語られる"冤罪者"に関するエピソードを額面通り受け取る読者はいないだろう。また、この冤罪者に対して救済活動をする女性が出てくるが、彼女の行動・心理状態が理解不能で付け焼き刃にしか感じなかった。ご都合主義的に登場させられたとしか思えない。後半、折原マジックらしきものが表面化してくるが、従来の枠組みを越えるものではな
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クラスルーム (ミステリーYA!)
価格: 1,680円
レビュー評価:3.5 レビュー数:2
 先に理論社から刊行された『タイムカプセル』の姉妹編。『タイム』が栗橋北中学3年A組、新作は3年B組で起きた事件という設定となっている。
 
 好評を博した前作と比べて、『クラス』は質量ともによりパワーアップ。というのも前作は「袋閉じ」という趣向だったが、今回は正攻法のサスペンスで、ぐいぐいと迫ってくるからだ。10年前(中学時代)と現在とが、叙述で交錯しだす辺りからは無類の面白さで、思わず大人の私でも手に汗にぎってしまうほど。叙述トリックの第一人者は、『消えた時間』のバリンジャーとされるが、折原はその再来といって過言ではなかろう。
 
 また登
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暗闇の教室〈2〉悪夢、ふたたび (ハヤカワ文庫JA)
価格: 735円
レビュー評価:3.0 レビュー数:4
叙述トリックやら折原ワールドやら言われるが、正直『トンデモ本』の一言です。

前作から20年後の話で、大人になった少年少女が再びダム底の廃校に集い、事件に巻き込まれるというもの。
前作で書かれなかった人間関係や謎(ラストで一人多かった子供など)が、本作でほぼ判明します。
その点では、前作の謎を引きずっていた読者は読むべきでしょうが、一作品として完成度は・・・・?
そもそも私は前作もあまり楽しめなかった方なのだが、本作はその悪い点が凝縮してしまっている。
無駄に長い心理描写や幻覚幻聴。まぁ、それをトリックの材料にしているの
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灰色の仮面 (講談社文庫)
価格: 591円
レビュー評価:4.0 レビュー数:5
叙述トリックの名手として名高い折原氏のサイコ・ホラー。叙述の形式に相変わらずの工夫は見られるものの、欲求不満が残る出来となった。

幼児期のトラウマが元で満月の夜に女性連続殺人を犯すサイコ・キラー。そのうちの一つの事件に深く係ってしまう主人公。主人公は身の潔白を晴らすためと、被害者候補の女性を助けるためにサイコ・キラーと対決する決心をする。ところが、主人公は短期の記憶を失う癖があり、地の文に書かれている事が現実のものなのか、幻想なのか曖昧模糊としている。そして、ライターをしている主人公は、事件の記録を残そうと当初からの事件の推移を書き始める。これによって、上記の趣向に
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沈黙者 (文春文庫)
価格: 570円
レビュー評価:2.5 レビュー数:4
「者」シリーズ中の一作。本シリーズは従来からの表芸の叙述トリックに社会性等を加えた新しい試みなのだが、シリーズを通して失敗していると思う。

本作も2つの事件が並行して描かれ、その交錯点が興味の的と言う作者得意のパターンの筈なのだが、最後に明かされる真相に驚きが無いのである。作者のデビュー当時から付き合っている私には不満の残る出来。叙述トリックに拘る姿勢には感服するが、変に社会問題等を絡ませて一番重要な"意外性"を置き去りにして貰っては困る。折原氏には、いつまでも究極の叙述トリックを目指し続けて欲しい。
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蜃気楼の殺人 (講談社文庫)
価格: 620円
レビュー評価:4.5 レビュー数:3
元の題名は「奥能登殺人旅行」だった気がする。この題名と、娘がシルバー婚の祝いに両親に想い出の新婚旅行の地への旅行をプレゼントするという発端からトラベル・ミステリと思われがちだが違う。やはり、"折原ワールド"が繰り拡げられるのだ。

トラベル・ミステリと言えば、犯行が起こった時点で犯人の推測がほぼ付き、後はアリバイ崩しという展開が定番。ところが本作では、事件が起こっても登場人物間の人間関係さえ掴めず、過去と現在の謎が交錯し、目くるめく展開の中、驚愕の真相が浮かび上がるという折原マジックが堪能できる。

大きな叙述トリックこそないものの、紀行風味に
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