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黒の狩人〈上〉価格: 1,785円レビュー評価: 3.0 レビュー数:1 ヤクザ、中国の諜報機関、公安警察入り乱れる思惑の中、1人の刑事・外務省職員・そして中国人通訳が、連続殺人事件の謎に迫る話。話の複雑さ、伏線が交錯しまくる点は従来の大沢氏の作品と同じ。多少のアクションもあるが、中心はやはり謎解きです。魔物・影絵の騎士よりは面白かったが、多過ぎる伏線や関係者が絡む話は、食傷気味なのも事実。もうちょっとスカッとする話も読んでみたい。上下2冊で''読みで''はあるが字は大きいです。細かい話だが、本作に出てくる「ファーストフード」は「ファストフード」が正しい。最近の本はちゃんと「ファストフード」となっている方が多い。編集者はしっかり勉強して欲しい。 ...さらに詳しい情報はコチラ |
新宿鮫 (光文社文庫)価格: 620円レビュー評価: 4.5 レビュー数:18 1990年に刊行された作者の代表シリーズの第一弾。
タイトルからはガチガチのハードボイルドな警察小説をイメージしたが、
いざ読み始めるとものすごく親しみやすい主人公のキャラで先入観は一変。
新宿署防犯課の刑事、「新宿鮫」こと鮫島の切れ味のいい仕事ぶり、
そして爽快なスピード感に引き込まれて一気読みした。
エリート街道まっしぐらなはずが、その人間性がゆえにすっかり落ちこぼれ刑事になってしまった鮫島。
現役バリバリのロッカーの彼女を持ち、捜査の合間に彼女の歌を聴き、
歌詞を書くのを手伝い、そして一夜 ...さらに詳しい情報はコチラ |
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無間人形―新宿鮫〈4〉 (光文社文庫)価格: 760円レビュー評価: 4.5 レビュー数:15 このシリーズはハードボイルドゆえなのかあまり生々しい女性は出てこない。この作品のゲストヒロインも設定は個性的だが造詣自体は類型的で男にとって都合のいい女しか出てこないのが残念。唯一「生きた女性」といえるのは最新作狼花の明蘭くらいだろう。小説・映画・アニメ等作り物の女性しか知らないような男には到底許容できない明蘭は狼花と称するにふさわしい生々しい女性であった ...さらに詳しい情報はコチラ |
標的走路 レスリーへの伝言 (ジュリアーノぶんげい)価格: 1,365円レビュー評価: 5.0 レビュー数:4 「感傷の街角」以来の佐久間公シリーズでしたが、大満足の内容でした。
「標的走路」は常に死を身近に感じながらも飄々とツッパリ通す、まさにハードボイルドここにあり!といった感じでした。一方、「レスリーへの伝言」では一人の美青年を前にした佐久間公の人間らしさが垣間見えたような作品で、「標的走路」とはまた違うおもしろさがありました。
まさに一冊で2度おいしさを味わえる作品だと思います。
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屍蘭―新宿鮫〈3〉 (光文社文庫)価格: 700円レビュー評価: 4.5 レビュー数:10 正直、この屍蘭はちょっと落ちるのかなと思っていた。
1作目で高評価を得、
シリーズものでは普通は評価が落ちる2作目で
より高いパフォーマンスを見せたのだから、
さすがに、3作目はちょっと落ちても仕方ないなぁと
思って読み始めたら、徹夜本でした。
2作目の「動」に比べ、3作目は「静」。
「献身」にちょっと首をひねる方もいるかもしれないが、
好みによっては、こっちのほうが好きという方もいるかもしれない。
とにかくすごいシリーズだ。 ...さらに詳しい情報はコチラ |
炎蛹―新宿鮫〈5〉 (光文社文庫)価格: 680円レビュー評価: 4.5 レビュー数:12 ???警察組織の暗部を知る者として、エリートコースから新宿署生活安全課へと左遷された鮫島警部が、新宿にはびこる犯罪に挑む長編刑事小説『新宿鮫』。1作目で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞を、4作目『無間人形』で直木賞を受賞し、ハードボイルド作家、大沢在昌の地位を不動のものとしたシリーズである。 ???第5弾となる本書は、外国人マフィア間の抗争、ラブホテル連続放火、売春婦連続殺人という、同時期に発生した3つの事件を鮫島が追う設定である。巧みな場面転換と鬼気迫る犯人たちの心理描写が物語にスピード感と臨場感をもたらしており、シリーズの中でも特にエンターテイメント性に優れた作品であるといえよ ...さらに詳しい情報はコチラ |
氷舞―新宿鮫〈6〉 (光文社文庫)価格: 760円レビュー評価: 4.5 レビュー数:11 このシリーズはハードボイルドゆえなのかあまり生々しい女性は出てこない。この作品のヒロインも設定は個性的だが造詣自体は類型的で男にとって都合のいい女しか出てこないのが残念。唯一「生きた女性」といえるのは最新作狼花の明蘭くらいだろう。 ...さらに詳しい情報はコチラ |
追跡者の血統 (角川文庫)価格: 525円レビュー評価: 4.5 レビュー数:3 突然、いなくなった親友、沢辺をひたすら探し出していくというシンプルなストーリーですが、絶対に探し出すという公の強い意志が伝わってきて、ラストシーンでは感動してしまいました。 ...さらに詳しい情報はコチラ |
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