歌野晶午 の書籍リスト           

  
歌野晶午に関する書籍をご紹介しています。






このサイト「 歌野晶午 の書籍リスト 」について
世界最大の通販サイト「Amazon」と提携して、評価の高い厳選した商品をご紹介しています。

葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)
価格: 660円
レビュー評価:3.5 レビュー数:69
ミステリー章を総なめと触れ込まれてますし,確かに,どんでん返しがあって
驚きましたが。そういう意味では、良く作りこまれた話です。
しかし、内容に面白みを感じなかった。正直小説としては致命的な欠点です。
それに、読み終わった後よくよく考えてみると,結構無理のある話だということにも気づきます。
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死体を買う男 (講談社文庫)
価格: 730円
レビュー評価:4.5 レビュー数:8
これは面白かった!
今読んだばかりなので、素直な感想が上の言葉です。

タイトルがいいですよね、『死体を買う男』。
このタイトルだけで購入してしまったようなものです。
(タイトルと装丁でやられることが多い)
(でも当たりも多い!)

本作は江戸川乱歩を思わせる作品が突然発表されたところから始まります。
タイトルは「白骨鬼」。
以降物語は、主人公の細見さんの物語の中で「白骨鬼」の物語が進んでいきます。
(いわゆる劇中劇)

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ジェシカが駆け抜けた七年間について (角川文庫)
価格: 540円
レビュー評価:3.0 レビュー数:1
エチオピアの女子マラソン選手ということで、アトランタ・オリンピックで全く無名ながら鮮やかな優勝を果たしたファトゥマ・ロバ選手をどうしても思い出してしまうのですが、あのレースの中継での報道ぶりを覚えている人だと、思わずニンマリしてしまう作品です。
特殊な指導方法を採る監督と、期待されながら記録の伸びない選手の葛藤が描かれていますが、丑の刻参りとかエピソードの設定に違和感がつきまといました。途中で登場する根性主義の監督とか、今でもいるんだろうか?
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さらわれたい女 (角川文庫)
価格: 540円
レビュー評価:4.0 レビュー数:6
初めはバカバカしい理由の狂言誘拐から始まる。
それが殺人事件へと・・・。
なぜ?と言う思いからどんどん読み進みました。
引き込まれた。
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ブードゥー・チャイルド (角川文庫)
価格: 720円
レビュー評価:3.5 レビュー数:6
 1998年に出た単行本の文庫化。
 話としてはすごく面白いと思う。特に前半の盛り上げ方は秀逸だ。不気味で謎めいていて、引き込まれるように読んでしまう。
 しかし、後半でガックリくる。早くにネタが割れてしまう割りには説明が長いし、そりゃないだろうと文句を付けたくなるトリックも。
 もう少し短くして、後半をスピーディにまめれば傑作になったと思うのだが。
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世界の終わり、あるいは始まり (角川文庫)
価格: 780円
レビュー評価:3.0 レビュー数:32
9割は一気読みでした。
息子が誘拐、そして殺人を犯したのではないかと疑い始めてからの
父親の息子や家族、自分自身に対する葛藤は
スピード感と臨場感があり、惹きこまれて行きます。

しかし、個人的には結末が気に入らない。
妙に綺麗にまとめようとした作者の意図も解らない。
きっと、そこに「あるいは始まり」が含まれているのだろうけど
こういう類の小説にある「オチ」を求めている方が読むと
ちょっとばかしガッカリすると思います。

しかし、小学6年生である息子の発言、行為
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葉桜の季節に君を想うということ (本格ミステリ・マスターズ)
価格: 1,950円
レビュー評価:3.5 レビュー数:96
私は、このタイトルの方がしっくりくるかなぁ…。「葉桜の季節に君を想っ」て、というよりかは、紅葉の季節に桜を想って、生きてるんじゃないですかね?トラちゃんは。
タイトル見たとき、今流行りの携帯小説的な、純情恋愛ものっぽいな、と思って(すみません、賞とか知りませんでした)、しかも出だしが結構キツいので、微妙だったんですけど、最初の5ページ我慢したらあとはすいすい。軽く読めるエンターテイメント小説ですね。
ミステリーと言っても、殺人の犯人探しではない(いや、ある意味そうだけど、でも)のですが…宮部みゆきの「火車」を思い出しましたね。あれも、カードで自己破産したり取り立てられ
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Rommy―越境者の夢 (講談社文庫)
価格: 730円
レビュー評価:5.0 レビュー数:1
かなり異彩を放ったミステリです。
ストーリーは伝説的人気の天才歌手のROMMYが音楽スタジオで殺害され、その犯人をカメラマンの男が突き止めるというのもの。話自体は珍しいものじゃないけど、構成がとても凝っています。
登場人物は多く、話の展開に合わせて一人一人の視点で今の状況や心情を描かれています。
挿絵の代わりに実際に撮った写真があったり、ROMMYの顔のメイクデザインのデッサンなどとても生々しくて不気味な雰囲気にしてくれる。
また、この殺人事件と同時進行でROMMYの過去や変容を絡ませていて、それがひとつずつ明らかになるごとにこの事件の本当に重
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密室殺人ゲーム王手飛車取り (講談社ノベルス)
価格: 1,040円
レビュー評価:4.0 レビュー数:5
<頭狂人><044APD><ザンギャ君><伴道全教授>
奇妙なニックネームを持つ5人が、インターネット上で殺人推理ゲームの出題をしあっている。
密室、アリバイ崩し、ダイイングメッセージ、犯人当てなどなど。
ただし、ここで語られる殺人はすべて、現実に発生していた。
出題者の手で実行済みなのである・・・・・。
茫然自失のラストまでページをめくる手がとまらない。歌野本格の粋を心して噛み締めよ!

裏表紙より


面白かった!!
個人的にかなり楽しめた本だった
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長い家の殺人 (講談社文庫)
価格: 730円
レビュー評価:4.0 レビュー数:2
塩野七生氏がかつてこのようなことを言っていた。
『デヴュー作に表されるその全てが、その後の作家を決定付ける』と。

本作でデヴューした著者の心意気や生きざまを語るに相応しい作品で、
リズム感やロジックのその全てが生き生きとしていて、
読んでいて高校球児のような清々しさを感じた。

これから多くの大御所先輩たちやうるさい読者の目を欺いていかなければならない。
そういう覚悟が感じられた作品で、
完成された『葉桜の季節・・・』よりもむしろ、
こちらの未完成の魅力にとても惹かれてい
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安達ヶ原の鬼密室 (講談社文庫)
価格: 790円
レビュー評価:3.5 レビュー数:2
いわゆる「本格」の行き詰まりの象徴のような
短・中・長の三篇が収録された作品。

もはや奇怪なお館も珍奇なトリックも出尽くした感があるのは
何も今に始まったことじゃあない。
「本格」派の方々は,既存のトリックに自分なりのアレンジを加える。
そのアレンジは,普通の人なら(=おそらくそおトリックをしかけた犯人も含めて)
誰も知らないような微細な,もしくは最新の自然科学上の知識か,
文章構成上の工夫という形になることが多い。
それらの工夫がなおさら「本格」の行き詰まりを
象徴して
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生存者、一名 (祥伝社文庫)
価格: 400円
レビュー評価:3.5 レビュー数:6
島で起きた殺人事件の犯人と生存者一名は誰か?
というのが、この作品の謎ですが、少し中途半端に感じました。
殺人事件については、すべてが書かれておらず、どうのような事があったかは想像できますが、はっきりとそこまで書いた方が物語として成立すると感じました。
それから、生存者の性別が分かる新聞記事と思われる文章が最後の方にありますが、私はこの部分を1番最初に持ってきてもよいのではないかと思います。
今の状態では、トリックなどとは無縁なので、面白みに欠けるような気がしました(殺人事件にも意外性はないので、淡々としているように思います)。

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