井沢元彦 書籍リスト           

  
井沢元彦に関する書籍をご紹介しています。






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世界最大の通販サイト「Amazon」と提携して、評価の高い厳選した商品をご紹介しています。

逆説の日本史〈9〉戦国野望編 (小学館文庫)
価格: 690円
レビュー評価:4.0 レビュー数:9
このシリーズもついに、信長を中心とした戦国時代に入りましたが、本書ではその前に、「戦国時代とはなんぞや」について多くの紙面を割いています。

特に印象的なのは、鉄砲伝来についての我々の誤解と、天下人になれた人と、そうでない人との本質的違いについての記述です。

そんな説明をしないで、淡々と時代に沿って話を進めれば良いのに、あえてこのように一般人の(つまり読者の)誤解を最初に解いておいてから話を進める著者の構成はさすがです。

著者が繰り返し力説する、「コロンブスの卵を作った人間が英雄」と言うのも、朝倉孝景の項を読んでよう
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逆説の日本史〈4〉中世鳴動編―ケガレ思想と差別の謎 (小学館文庫)
価格: 650円
レビュー評価:4.5 レビュー数:11
「和」、「怨霊」、「言霊」に続きキイワードが本書で明らかになります。それが、「ケガレ」と言う概念です。著者はこの思想こそが、武士による社会を作るきっかけとなり、さらには非武装中立という意味不明な政治思想を作った原因にもなっていると喝破しています。

歴史は連綿と続いていると言われますが、1000年以上前の考え方が、現代に於いてもほとんどコンセプトを変えずに生き残っている事に驚きますが、この関連性をこのような簡単なキイワードで表現しきった著者の視点の高さに敬服します。

自衛隊、憲法問題、一般の歴史学者への辛辣な批評スタイルは、「耳タコ」状態です
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世界の宗教と戦争講座 (徳間文庫)
価格: 620円
レビュー評価:4.5 レビュー数:18
???著者は、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、仏教、神道、儒教の6宗教、それぞれの教義のポイントを簡潔にまとめ、宗教間、宗派間で起きた紛争理由やその争点を、独自の視点を交えて論じている。

???キリストの処刑を機に形成されたとされるユダヤ民族への根深い差別意識、布教の名のもとに侵略行為を黙認したカトリック、キリストを預言者と認めながらも他宗派を徹底して排除するイスラムの「原理」、神道と朱子学の違いが広げる日韓の溝、ボスニア紛争、バーミアンの石窟破壊、「味の素事件」などの背景に厳として存在する宗教的アイデンティティーや戒律…。こういったことから、宗教が違うということの意味とその対立の重み
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逆説の日本史 (3) (小学館文庫)
価格: 650円
レビュー評価:4.5 レビュー数:12
評者は以前,『逆説の日本史』は学会批判がいちいちくどく,本論から外れる部分が多いので評価できないと書いたが,改めて文庫版を読み直してみるとこの評価は撤回せざるを得ない.それほど,本書での井沢氏の考察は斬新でありながら説得力があり,良質の推理小説を読んでいるような読後感を感じることが出来る.

P.55 に称徳天皇を当時の人は呂太后になぞらえたとあるのは,明らかに誤りであるが(呂不韋が「ろうあい」を与えたのは呂太后ではなく華陽夫人),しかし,そのような些細な間違いを差し引いても,称徳天皇?道鏡のスキャンダルが藤原氏によって捏造されたものだという考察,さらに称徳天皇が道鏡
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井沢式「日本史入門」講座〈1〉和とケガレの巻
価格: 1,575円
レビュー評価:4.0 レビュー数:5
読み物として優れています。
ぐいぐい読ませる力がある。
あまりにも面白いので一気に全部読んでしまいました。
確かに現在の教科書の歴史認識には問題があるね
…というのはこの井沢さんという人は歴史全体を通史として見ているんです。
教科書は確かに断片としてしか歴史を捉えないから、分析力に欠ける。
通史として見ることで総合的な分析ができる。

まったく時代の異なった出来事の共通性を発見する。
そうすると何ができるかというと、日本人全体の精神構造についての分析が可能になってくる。

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逆説の日本史〈7〉中世王権編―太平記と南北朝の謎 (小学館文庫)
価格: 630円
レビュー評価:4.5 レビュー数:10
本書ではまず、「太平記」が、「源氏物語」や、「万葉集」とおなじ目線の上で書かれたものである事を詳細に説明しています。
ここでは、今まで著者がさんざん説明してきた、「怨霊信仰」、「言霊信仰」を再度検証するべく、この二つの考え方を無視して正しい解釈は出来ない事を解説します。

後半は、室町幕府の成立に絡み、後醍醐天皇、足利尊氏、義満、義教のを検証する事で、「ケガレ」と「和の精神」がここでも生きている事を証明しています。

どちらも、6巻までを読んでいる人には、「なるほど、そうつながるのか」と納得する論法で、日本史を読み解くために必要な4
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逆説の日本史〈8〉中世混沌編―室町文化と一揆の謎 (小学館文庫)
価格: 690円
レビュー評価:4.5 レビュー数:6
本シリーズも8巻になり、ますます井沢イズムは快調であるが、本書に於いては、本文以外にも余録としてついてきている(と思われる)、「室町文化の光と影」が絶品であった。

特に、将棋を戦争ゲームとして捉えず、経済ゲームであると考える事によって、駒の再利用を外国人に簡単に理解させる事が出来ると言う論には、大変驚かされまた、共感をした。

さらに茶の湯の起源についても、日本がそもそもおいしいお水に困っていなかったから、「芸術」としての茶が広まったという考え方は十分納得が出来る論理性を持っていると感じた。

これ以外にも、世阿弥が創
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逆説の日本史〈6〉中世神風編 (小学館文庫)
価格: 690円
レビュー評価:4.0 レビュー数:15
シリーズ6巻目であるが、ここでの見どころは1-3章の仏教に関する解説だろう。現代に於いてここまで簡潔に、しかも深く仏教を初学者に説明出来る歴史家は日本にいないのではないか。特に、現代仏教に直接影響を及ぼした鎌倉時代の新興仏教の成立と、その背後にある歴史については、知的好奇心を揺さぶられ、大いに納得をした。

これ以外にも元寇の行われた背景と、その当時の鎌倉幕府の対応などは、ほとんど初めて知る内容で、とても興味深い。

本書は文庫本で500ページを超える大作で、しかも内容が、「仏教」、「元寇」、「鎌倉幕府の滅亡」と3つの独立したモノがまとめられて
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井沢式「日本史入門」講座〈4〉「怨霊鎮魂の日本史」の巻
価格: 1,575円
レビュー評価:5.0 レビュー数:2
 本書で繰り返されるキーワードが「怨霊信仰」であることは言うまでもない。その視点からすれば、「鎮魂文学」が生じてくるのは、理の当然で、その歴史を背景にして文学作品が紹介されている。
 さて、それらの前提として「政治の破綻」という用語をあってしかるべきだが、私のないものねだりで、「脱税で権力を手にした藤原」摂関政治の「特異な統治体制」、あるいは「ワンマン上皇の公然のスキャンダルが招いた悲劇」「保元の乱の火種となった鳥羽上皇の復習」とかいうのが具体例としては挙げられている。前者が鎮魂文学として「源氏」を主人公とした『源氏物語』を生み、後者は崇徳上皇、その他多くの滅びし「平家」を鎮魂す
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逆説の日本史〈5〉中世動乱編 (小学館文庫)
価格: 630円
レビュー評価:4.5 レビュー数:11
シリーズ5冊目の本書では、日本の歴史の転換点とも言える鎌倉幕府について、著者が相変わらず独自の視点で切り込んでいきます。

ここでは前4冊にあった、怨霊信仰のような明確な「テーマ」は明確に語られてないなぁ、と思っていたら、実は最後にとんでもなく重たいテーマが提示されています。それが「自然」と、「納得」です。
これこそが、個人的に日本の歴史に抱いていた疑問をすべて解いてくれました。
ルールとして決まっている事と、大多数の人が納得している事とは全く別物で、究極的には、後者の方が優先されるのが日本の歴史であると言う見方はとても鮮烈で、大いに納得しまし
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逆検定 中国歴史教科書―中国人に教えてあげたい本当の中国史 (祥伝社黄金文庫)
価格: 600円
レビュー評価:4.5 レビュー数:2
歴史推理作家の井沢元彦が韓国系中国人の金文学氏と
ともに、中国の教育で用いられている歴史の教科書を
調べ、特に日本と関係のある歴史的出来事がどのように
書かれているか考察したもの。
以前、単行本で発刊されていたものが、今年文庫本化。
平積みされていたので、買いました。

いろんな問題がありますが、どうして議論がかみ合わないのか。
なぜ、無駄に感情的になるのか。
それを知るためには、やはりどんな教育がされているのか、
知らないといけないと思ってね。 ...さらに詳しい情報はコチラ

井沢式「日本史入門」講座〈2〉万世一系/日本建国の秘密の巻
価格: 1,575円
レビュー評価:5.0 レビュー数:1
このシリーズは、面白いですね。
今回の「万世一系/日本建国の秘密の巻き」は、天皇家のことを中心に話が進んでいきます。
とても解りやすく面白かったです。
謚号についての追求はとても感心させられました。
取り上げられている森鴎外の「帝謚号」の現代日本語訳が出たら読んでみたいです。

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