泡坂妻夫 書籍リスト           

  
泡坂妻夫に関する書籍をご紹介しています。






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世界最大の通販サイト「Amazon」と提携して、評価の高い厳選した商品をご紹介しています。

しあわせの書―迷探偵ヨギガンジーの心霊術 (新潮文庫)
価格: 420円
レビュー評価:4.5 レビュー数:20
これは驚いた。まさかこんなトリックを仕掛けてくるとは。このトリックを形にするのには相当骨が折れたのだろう。恐れ入る。

いわゆる「どんでん返し」とはわけが違う。まさに枠組みそのものをひっくり返された。最後の種明かしで「まさか!」と思って本を読み返してみたがその通りで、驚きと同時に笑みがこぼれた。

落ち着いて考えてみるとヒントは随所に落ちている。本編の最初の方で実質的なネタばらしはされているのだし、紹介文もヒントになっている。だがそれでも評者は最後まで気づかなかったのだが・・・

もう1回はたぶん読まないだろうが、それで
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亜愛一郎の逃亡 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)
価格: 651円
レビュー評価:5.0 レビュー数:4
◆「赤の賛歌」

  赤を基調とした画風で、一世を風靡した鏑鬼正一郎も現在では、画壇を牛耳る、
  ドンとしての政治活動ばかりが目立ち、絵からはかつての輝きが失われていた。


  母を火事のために亡くした鏑鬼正一郎を弟とともに
  引き取り、育てた伯母夫婦のもとを訪ねた亜たち。

  そこで聞いた話から、亜は鏑鬼正一郎の驚くべき秘密を見抜く……!!


  ケガをしても絶対に赤チンを使わず、スジコやイクラ、タラコ、西瓜が嫌い。
  お酒
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11枚のとらんぷ (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)
価格: 693円
レビュー評価:4.5 レビュー数:3
 魔術のようなオドロオドロしい雰囲気はなく、読んでいると
「私も奇術をひとつおぼえたいな」
と思ってくるお話でした。
 作中に挿入された短編集が非常に面白く、全ての奇術の種が最後に出てきて
「うーん、なるほど」
とうならせられるものばかりでした。

 種やしかけのあるマジックがたくさん出てきて、それも楽しい推理小説でした。
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亜愛一郎の狼狽 (創元推理文庫)
価格: 714円
レビュー評価:4.5 レビュー数:7
◇「掘出された童話」

  偏屈で知られる会社社長・池本銃吉が、76歳になった時、喜寿の祝
  ならぬ「詫寿の祝」をするということで、盛大なパーティが開かれた。

  そこで、引出物として配られたのが、池本が自費出版した童話。

  その童話は、辛うじて文章として成立しているものの、意味不明な上、誤字まであり、
  編集者がそれを訂正して印刷すると、元の原稿に戻して刷り直せ、とまでいう始末。


  なぜ池本は、そこまでその童話にこだわるのか? <
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煙の殺意 (創元推理文庫)
価格: 651円
レビュー評価:5.0 レビュー数:3
◆「椛山訪雪図」

 ▼あらすじ

  美術品蒐集家の家に強盗が入り、お手伝いの
  女性が殺され、二幅の軸が盗まれた。

  そのうちの一つは北斎の雪山図だったのだが、
  なぜか後に書庫で発見される。

  その代わり、雪山図と構図や、人物・風物の配置を
  同じくする「椛山訪雪図」が紛失していて……。



 ▼感想

  「椛山訪雪図」の「紅葉の山に雪を訪ねる」
  とい
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家紋の話―上絵師が語る紋章の美 (新潮選書)
価格: 1,365円
レビュー評価:5.0 レビュー数:1
記録されているだけで2万数千種を超えるという
家紋を、上絵師(絵柄を書く職人)である著者が、
該博な知識をおしみなく注いで書いた一冊。

と書くと、宣伝文句のようだが、
面白い。
世界広しといえども、家紋を使うのは、
日本人とヨーロッパ貴族くらいなもの、
というところから、
家紋を実際に描いている著者ならではの
絵柄への思いいれ、「なぜ丸に収めるのか」
「単位が増える(絵柄の数が増えていく)のを見る楽しみ」
などなど、家紋の見どころが満載。
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亜愛一郎の転倒 (創元推理文庫)
価格: 672円
レビュー評価:5.0 レビュー数:6
◆「病人に刃物」

  盛栄堂病院の屋上。
  衆人環視の状況下で、堤という男が刃物によって死亡した。

  ただ、奇妙なことに彼は階段に躓き、転倒しただけで、
  誰かに直接、刃物を突きたてられたわけではないのだ。

  のちに、堤が以前入院していた際に同室だった磯明(本作の視点人物)の
  所持するナイフが凶器として発見されるのだが、磯明に身に覚えはなく……。


  偶然に因るところが大きい、本作の事件。
  凶器の
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亜智一郎の恐慌 (創元推理文庫)
価格: 693円
レビュー評価:3.5 レビュー数:2
 1997年に双葉社から出た単行本の文庫化。ちなみに2000年には双葉文庫にもなっている。
 1992-97年に書かれた7つの短篇を収める。いずれも、亜愛一郎の祖先である亜智一郎を主人公としたもの。江戸時代、それも家定、家茂が将軍であった幕末が舞台となっている。そんななかで亜智一郎らが隠密的な活躍をしていく。
 ミステリというよりは、時代小説にちょっと謎をからめたという感じ。推理小説を期待して読むと、肩すかしを食らうかも。
 登場人物がいずれもユニークで、のほほんとした味わいがある。忍術を使ったり、大力であったり。ただ、個々の能力を生かし切れていないような
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湖底のまつり (創元推理文庫)
価格: 546円
レビュー評価:4.0 レビュー数:2
作者は奇術も本職並み(あるいは本職?)で、騙しの作品を書くのにふさわしい。第1章から祭りの中での人間消失の謎が提出されるのだが、状況からして結論は1つしかない。私は本章の途中でトリックに気づいてしまった。それにしても、一人称で書いているヒロインが出会った相手が「***」と気付かないのは不自然ですね。話は1章の人間消失の謎に加え、相手だと思っていた人物が数ヶ月前に死んでいたと聞かされた謎を追うヒロインが、2章、3章と時間を遡り、謎が錯綜する中、真相にたどり着き、アッと驚くという仕掛け。この構成は巧みだと思う。本作を日本ミステリ界の「騙しの名作」と呼ぶ人が多いのもうなづける。1章をもっといい加減
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大江戸奇術考―手妻・からくり・見立ての世界 (平凡社新書)
価格: 714円
レビュー評価:4.5 レビュー数:3
 奇術史という確固たる分野が存在するかは知らないが、奇術史というのは本当に面白い。
 奇術の歴史は本当に古い。代々、宗教的権威付けの小道具「神の御業」としても重要な役割を果たしたし、エジプトは三大ピラミッドの時代で既に娯楽としても栄えている。奇術とは、まさに人類の文化と共に発展した芸術であり技術であり娯楽であり魔法なのだ。

 本書は、そういった奇術史を日本に特化して詳述している。特に、インドから輸入された技術や、年代ごとの文献の比較から真相を探ることは、考古学が持つ楽しみに等しい。
 また、歴史小説が好きな者にとっては嬉しいことに、もち
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奇術探偵曾我佳城全集
価格: 3,360円
レビュー評価:4.0 レビュー数:4
泡坂妻夫の面目躍如といった一冊。亜愛一郎ものにも通じるような独特のロジックの展開も大変好みでした。しかしラストがもう一ついただけなかったので、星一つ減点。好みの分かれるところでしょうが・・・。
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乱れからくり (創元推理文庫)
価格: 651円
レビュー評価:4.0 レビュー数:5
隕石の直撃による横死という、とんでもない奇禍から幕を開ける本作。

本作においては、その出来事が、奇怪な連続殺人の発端であると
同時に、クライマックスでもあるという円環的構造になっています。


また、本作の根幹にあるのは、いわゆる《操り》で
『Yの悲劇』や『獄門島』との類似性が指摘できます。

ただ、通常、《操り》においては、超人的な知能を持つ人物が、直接あるいは間接的に
実行犯(探偵役)を支配するといった形式が採られますが、本作では実行犯の代わりに
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