山口雅也 の書籍リスト           

  
山口雅也に関する書籍をご紹介しています。






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世界最大の通販サイト「Amazon」と提携して、評価の高い厳選した商品をご紹介しています。

ステーションの奥の奥 (ミステリーランド)
価格: 2,625円
レビュー評価:4.0 レビュー数:3
 年甲斐もなく話に引き込まれ、最後まで面白く読みました。子ども達もきっと夢中になって読むことでしょう。
 中盤すぎまでミステリーらしく謎が謎を呼び、残りのページでどうやって収拾させるのだろうと心配になるほどでしたが、なんと終盤はファンタジーになってしまうのでした。
 ミステリーファンの方には興ざめかもしれませんが、こういう作品もあっていいと私は思います。また、お話に込めた作者の子ども達へ向けたメッセージは真っ当であり、好感がもてます。
 磯良一氏の挿絵は、謎めいた内容に合い、物語の味わいを一層深めているように思います。
 読み終わって、東京駅ウ
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不条理な殺人
価格: 650円
レビュー評価:3.5 レビュー数:2
 1996-98年に『小説non』に掲載された短編ミステリ10篇を集めたもの。執筆しているのは有栖川有栖、恩田陸、加納朋子、倉知淳、近藤史恵、柴田よしき、西澤保彦、法月綸太郎、若竹七海。
 出来映えはさまざま。面白かったのは法月「トゥ・オブ・アス」。学生時代の作品で、のちの『二の悲劇』の原型となったもの。ひどいのは有栖川「暗号を撒く男」。
 全体として不条理な事件が多く、虚しい。
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誘拐 (角川文庫)
価格: 546円
レビュー評価: レビュー数:

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13人目の探偵士 (講談社文庫)
価格: 750円
レビュー評価:4.0 レビュー数:3
 もともとはゲームブックとして書かれたもの。1987年にJICC出版局から刊行されたのだが、それが東京創元社の戸川氏の目に留まり、普通の小説形式に加筆修正されて1992年に単行本として出た。さらに2002年に講談社ノベルズに入るに当たり、新たな登場人物を加えるなど大幅な加筆を行い、復刊。それをまた文庫化したのが本書。
 キッド・ピストルズやブル博士の最初の作品に位置づけられる。英国のパラレル・ワールドを舞台としており、ホームズやモリアティの子孫が出てきたりする。
 ミステリとしてはまあまあ。ちょっとやりすぎのような気も。
 かなり加筆修正を行ったようだが、
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ミステリー倶楽部へ行こう
価格: 2,039円
レビュー評価:4.0 レビュー数:1
本書を読んで感じたのは、やはりミステリーを極めるということは不可能だということだ。あらゆるジャンルにわかれ、多岐にわたるこの分野を網羅するには一つの人生ではあまりにも時間が短すぎる。それでも、これだけは押さえておきたいっていう願望はあるから、本書のような本は指針として大変重宝するのである。本書で紹介されている入手困難本の中にはいまでは簡単に入手できるものもあるが、それでもまだまだ埋もれた名作が多いのに驚いた。
山口氏の筆は大好きなミステリを語らせたら縦横無尽で、ミステリーのもつ可能性、あらゆるジャンルにみられるミステリー的考察、そして書評と様々な形でミステリの魅力を語りつくしてい
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続・日本殺人事件 (角川文庫)
価格: 600円
レビュー評価:4.0 レビュー数:2
 1997年に出た単行本の文庫化。
 2本の中編が収められている。
 『日本殺人事件』の続編で、お馴染みの登場人物たちが活躍する。
前作に続いて山口氏の「つくりこみ」に感心させられた。ここで描かれているスモウ界の異常さには笑ってしまった。
 一話目の「巨人の国のガリヴァー」は、相撲と福助をテーマにしたもの。道具立ては実に凝っていて面白い。ミステリとしてもそこそこ。
二話目の「実在の船」は、メタ・ミステリ。難解な内容を読みやすく仕立てる技術はさすが。しかし、わざわざ問い返すべき問題でもないような気がする。
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奇偶(下) (講談社文庫)
価格: 600円
レビュー評価:3.5 レビュー数:2
 単行本(2002年)→ノベルス版(2005年)の文庫化。
 下巻には「『猿神の家』火渡雅」「太極」「奇偶領域」が収められている。
 壮大なアンチ・ミステリ。「偶然」という要素がどこまで許容されるのか、突っ走ってしまったような一冊。実験的な作品であり、普通の読者、あるいは山口雅也ファンであっても、手を出さない方が無難かも知れない。
 上巻508頁、下巻341頁を読んで、これが結末かよと怒りがこみ上げてくる。なんだか徒労感。
 アンチ・ミステリとしては評価するが、こんなに頁数を費やす必要はないだろう。
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奇偶(上) (講談社文庫)
価格: 790円
レビュー評価:2.0 レビュー数:3
アンチミステリーということだが,3大奇書の中では黒死館殺人事件に近い.つまり,黒死館殺人事件では衒学的薀蓄だった要素が,本作品では確率論とか運命論に置き換えられているだけで,ミステリーの中で薀蓄を語るという構造には大差ない.最後までミステリーらしい合理的な解決を放棄している点が違うくらいか.
あくまで既存のアンチミステリーの文法上にある作品であって,新しい形を作り出すにはいたっていないだろう.

ま,それでも面白ければ文句はないのだが,薀蓄部分は読み応えがあるものの,それ以外の部分はただ長いだけで,意味ありげで無意味な偶然が脈絡もなく羅列される退屈な小説で
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日本殺人事件 (創元推理文庫)
価格: 756円
レビュー評価:4.0 レビュー数:1
超現実的な設定を作り上げた上で、その中で論理的な本格ミステリを展開する作風が持ち味の山口雅也。
今回の舞台は「外国人がイメージする間違った日本像」そのままの日本だ。

設定としては、「日本に行ったことのない、無名のアメリカ人推理作家が書いた小説を、山口雅也が邦訳した」ということになっている。
もともと、彼は海外作品の翻訳文を意識した文章を書くので、設定とぴったりマッチしている。

3つの短編が収められた連作短編集である。「密室でハラキリしたビジネスマン」など、起こる事件も「勘違いニッポン」にふさわしいものばかり。 ...さらに詳しい情報はコチラ

名探偵の世紀―エラリー・クイーン、そしてライヴァルたち
価格: 1,890円
レビュー評価:4.5 レビュー数:2
★「一九三二年の傑作群をめぐって」(法月綸太郎)

 ◆「作者―犯人―死体」という系列に生じるロジカル・タイプの侵犯

  (1)「犯人」が「死体」のレベルに下降する場合


     ◇〈顔のない死体〉トリック
    
       最初に被害者だと思われていた人物が真犯人であると判明する技法。

         →首を切る、顔をつぶす等の偽装手段によって、死体の
          アイデンティティを犯人自身のそれとすり替えるため。
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