償い (幻冬舎文庫)価格: 680円レビュー評価: 3.0 レビュー数:30 本書の数十万部という売れ行き、図書館の永い予約待ちに驚いている。将来を嘱望されていた優秀な脳外科医が何故にここまで完全なホームレスに転落したのか。それには、彼の家庭内に悲惨な事件はあったものの、脳外科医から浮浪者へという転落が、私には非現実的と思われる設定だ。東武東上線の和光市と思われる場所で、何故に高齢者、障害者、浮浪者等の社会的弱者ばかり出てきて、連続して殺されるという設定が疑問である。かつて日高英介が関わった幼児や刑事と年月が経ってまた関わりあうという奇遇は何なのか。警察署長が直接に捜査現場に現れ、また容疑者にもなり得る浮浪者と共に行動を取るか。浮浪者が捜査担当者と事件を協力して考える ...さらに詳しい情報はコチラ |
証し (幻冬舎文庫)価格: 630円レビュー評価: 2.0 レビュー数:7 展開があまりにも微妙すぎる。は?って思うことが何度もあり、全く感情移入のできない作品。この作品が本になることが驚き。読み終わった後は、読み終えた自分を褒めたくなる。こんなに1冊の本を読むのが苦痛なのは初めて。ちなみにこの作者の作品全てがそうです。まとめ買いしたのが間違いでした。 ...さらに詳しい情報はコチラ |
|
|
人形になる (徳間文庫)価格: 540円レビュー評価: 4.0 レビュー数:1 2編がおさめられています。
それぞれ、女性の主観で書かれていて、思考が堂々巡りしていますが、そこがなかなかにリアルだと感じました。
1篇目のラストは想像つきましたが、2編目は「あらあら、そうくるの?」と意外な結末で、楽しめました。お勧めです。 ...さらに詳しい情報はコチラ |
償い価格: 1,785円レビュー評価: 4.0 レビュー数:7 自らが家庭をかえりみなかったため、幼いわが子の命を救えず、妻に自殺されてしまった36才の脳外科医・日高。ホームレスにまで身を落とした彼が行き着いた、東京のベッドタウンで起こった、殺人や無理心中や自殺やホームレスへの集団暴行といった社会的弱者ばかりがかかわる事件の数々。日高はあるきっかけから、それは連続殺人であり、犯人は、彼が13年前に命を救った少年・真人ではないかと疑い始める。彼は知り合いになった刑事の依頼のもと、調査を始めるが・・・。
本書は、通常のミステリーのような犯人探しや謎解きの物語ではない。家族を失い、職場を失ってホームレスになった日高と、他人の心の悲鳴が ...さらに詳しい情報はコチラ |
もういちど価格: 1,680円レビュー評価: 4.0 レビュー数:1 心臓移植手術を終えて意識を取り戻した少年はドナーの女性の心が体の中にいることに気付く…というところから、お話が始まります。 この作者の「病気」に関する作品はとても胸が痛くなります。 それは作者自身が心臓病だから、なのかもしれません。 とても切ない。 こんなラストは想像していなかったので、読み終えて悲しくなりました。 なんでこうなったのか。 こうならずに済む方法はいくらでもあったのにと思うと余計つらい。 ...さらに詳しい情報はコチラ |
|
真夜中の死者 (カッパ・ノベルス)価格: 860円レビュー評価: 4.0 レビュー数:1 インターネット絡みの事件物ですが、そんな難しくもなく スラスラと読める感じがします。 インターネットで知り合った人達の死、 登場人物の言動に降り回される主人公、 そして、犯人は・・・ 主人公を取り巻く人達の物語や その人達の考え方、感情、思い・・・ 登場人物の人格や性格付けが、一人一人 しっかり出来て楽しめます。 意外な結末ですが、納得しながら読みました。 ...さらに詳しい情報はコチラ |
|
|
|