三津田信三 の書籍リスト           

  
三津田信三に関する書籍をご紹介しています。






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世界最大の通販サイト「Amazon」と提携して、評価の高い厳選した商品をご紹介しています。

山魔の如き嗤うもの (ミステリー・リーグ)
価格: 1,995円
レビュー評価:4.0 レビュー数:7
この作品は今年のベスト10にあげられること間違いなし、と思うが、個人の感想としては冒頭も途中も全く怖くない、どうにもならない作品と感じた。ホラー味は無意味。恐がれるのは江戸時代の人だけだろう。終盤になり、中盤で2,3行書かれていたことを引き合いに出し、「ほら、伏線這ってたでしょ」と言われても…つまらなく、ただ首をひねるばかり。ラストのどんでん返しが多すぎて、ジャンクフードをたらふく食ったあとのいやな満腹感と疲労感がある。残りシリーズも読んでいるが、新本格の限界を見た。ミステリは進化しすぎた。
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首無の如き祟るもの (ミステリー・リーグ)
価格: 1,995円
レビュー評価:4.0 レビュー数:12
 面白かったです。メインのトリックはとてもよいと思う。枝葉のトリックではがっかりもある。さほど怖くない、現実味がない、という感想ももつが、むかし横溝正史を楽しんでいた頃と同じような、ミステリーに私が期待するものは十分味わわせてもらいました。最後の部分では、はるかむかしに読んだカーの小説を思い出しました(もしネタばれになるとまずいので作品名は書きません)。
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厭魅の如き憑くもの (ミステリー・リーグ)
価格: 1,995円
レビュー評価:3.5 レビュー数:3
迷信やしきたりが多く残る閉鎖された村で突然起こった憑物騒動、そして神隠し。
対立が続く、村の名主の息子と憑物一家の巫女、そして推理作家の目を通して出来事が語られる。
次々起こる怪奇現象は、読者の背筋をぞっとさせ、まるで不気味な視線が自分を見つめているような錯覚さえ覚える。
物語が進むにつれて、不気味さはどんどん増していき、先が闇に取り込まれそうな感を受けたが、最後のストーリー展開は何ともいえなかった。
しかし、謎が解き明かされた時残るのは、更なる恐怖

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凶鳥の如き忌むもの (講談社ノベルス)
価格: 1,134円
レビュー評価:4.0 レビュー数:2
民俗学的怪奇譚と本格ミステリ味の融合を持ち味とする作者の特徴が良く出た作品。時代は戦争直後、舞台は瀬戸内の漁村。この時代設定に伝奇ロマンを活かそうとする意図が感じられる。海岸から少し離れた島に守護神社があり、そこでは代々の巫女によって秘儀が行なわれる。この秘儀が物語の中心である。

前半は鳥を絡めた島の妖異性と巫女の秘儀が語られる。特に18年前、当時の巫女が秘儀を行なった際、立会人を含めて巫女の子供を除いた全員が行方不明となる事件が聞かせ所である。生き残った子供が現在の巫女である。巫女は18年振りに秘儀を行なおうとする。怪奇譚収集家で探偵役を務める主人公は立会人となる
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忌館―ホラー作家の棲む家 (講談社文庫)
価格: 750円
レビュー評価:5.0 レビュー数:1
三津田信三のデビュー作「ホラー作家の棲む家」を改題し、
改訂された「完全版」として文庫化されたもの。

まず、なんといっても「忌館」は怖い。
暗闇への畏怖が、見てはならないものへのあくなき好奇が、全体を覆っている。
本の中に本が登場する手腕は、夢野久作「ドグラ・マグラ」を髣髴とさせつつも、
交互に差し込まれる小説の中の小説と、小説の中の現実は、
次第に境界線が失われてゆき、読者は作家の目眩ましに遭う。

それゆえ、ラスト間際の「謎解き」は難解を極めている。
じっくり腰を据え
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凶宅 (光文社文庫)
価格: 620円
レビュー評価:2.0 レビュー数:3
この本は以前出された禍家と同じシリーズ(?)だからか、物語の骨格が割と似ています。

親の転勤で新しい家に引っ越す事になった主人公とその家族。
しかしその家は、これまでにも沢山の人間を不幸に陥れて来た呪いの家だった。
禁忌とされる山、黒い影、狂った女、そして妹が口にするヒヒノの正体とは…?

簡単に言えば、こんな感じの内容です。
家にまつわる怪異はこの作者の得意な分野だと思うのですが、ちょっとマンネリして来てしまった気がします。
ホラーのお約束とは言え、蛇の様な化け物も出過ぎですし…どうせだったら
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十三の呪 死相学探偵1 (角川ホラー文庫)
価格: 660円
レビュー評価:3.0 レビュー数:2
特殊な能力のせいで人と接するのが苦手、話す言葉も最低限なら周囲から見たらよくわからない行動を突然始める。そんな探偵が主人公のお話です。

少し前に流行った探偵像では有るのですが、こういったタイプには必要なサポート役が側にいないので、兎に角話があっさりと進んで行く感が有ります。
重要人物達の事情聴取や触れ合いなんかも主人公の性格の為、ほとんど有りません。それどころか話を聞いた、で終わりだったりします…主人公の過去の話より、そういう話の方が重要だと思うんですけれど…。
個人的にはそういう細かなやり取りをもう少し重要視して欲しかったです。
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禍家 (光文社文庫)
価格: 600円
レビュー評価:4.0 レビュー数:4
三津田信三の作品を読むのはいつも楽しみだし、手に入れるとあっという間に読んでしまう。それにしても2007年の夏は1か月に1冊という驚異のペースで新刊がリリースされ、それらの完成度の高いこともあり、またまた驚嘆の念を深くしてしまった。

さて、自分がなぜこれほど三津田の作品に魅せられるのか、それはわからないけど、彼の作品は以下のような特徴がある(と思う)。
(1) ミステリとホラーの両方の面白みを味わえること
(2) ミステリとしてのルールを際どい線で守ること
(3) 小説自体がミステリ論やホラー論について語るメタ構造をもっていること
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作者不詳―ミステリ作家の読む本 (講談社ノベルス)
価格: 1,575円
レビュー評価:3.5 レビュー数:7
 一種のメタ。解決篇が書かれていない七つの短編幻想ミステリを読んで、その謎を解かないと読んだ人間に怪異が降りかかるという設定。じわりじわりと迫り来るようなホラー部分も、幻想的なミステリ部分も非常に面白かった。
 短編を重ね合わせて長編に仕立てた感じなのだが、短編の質にばらつきがある点がいささか不満といえば不満か。二作目、三作目あたりはちょっとどうかと思う。
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スラッシャー 廃園の殺人 (講談社ノベルス)
価格: 903円
レビュー評価:1.0 レビュー数:1
ホラー映画といえば、アルジェントの映画を数本見ただけで、むしろホラー映画は苦手なほうです。
それでもこの本を手に取ったのは、今までの三津田作品が面白かったからで、この作品にも何かしら驚くような仕掛けがあるのだろうと期待して読みました。
結果は……自分には価値の判断ができないものを読んでしまったかしら、という反省のみが残りました。
残虐な描写は飛ばして読みましたし、ホラー映画の蘊蓄部分も理解できず興味もなかったので、犯人は誰なのかということだけを楽しみに読み進めましたが、漠然と犯人らしいと思っていた人が、まんま犯人だったということで、一番の楽しみも肩すかしと
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ホラー作家の棲む家 (講談社ノベルス)
価格: 861円
レビュー評価:4.0 レビュー数:3
語り手がミステリ編集者という設定のため、
随所に、ホラー・ミステリの名作についてなどの記述があります。
熱心な読書家ではない私などには、
「次はこれを読んでみたいな」と思わせてくれました。
ストーリー自体は、子供の扱いに目を覆いたくなりましたが、
文章も読みやすく、そこはかとなく品が感じられ、
展開もそれなりに工夫されていて、飽きることはありませんでした。
登場人物の名前(命名理由はありますが)が読みにくく、
そこが気になったりしましたが、ホラー作品では名前に凝るものなのでしょうか?

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百蛇堂―怪談作家の語る話 (講談社ノベルス)
価格: 1,260円
レビュー評価:3.5 レビュー数:3
私が、「面白い本」と思う基準の一つには、
「しばしば思い返してしまう」こと、という点があります。
この一冊は、まさにそれに当たる本です。

初めは、前作「蛇棺葬」での謎が、すべてスッキリするわけでもないし、
謎解きミステリとホラーと、どっち付かずのようなモヤモヤ感もあり、
さほどお気に入りにもならないだろうと思っていました。

けれど、時折、この本に書かれていた、京都の路地裏を思い出してしまいます。
逢魔ヶ時、駆け足で暮れていく夕陽と、すごい勢いで迫ってくる闇。
灯りのない
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