藤原伊織 の書籍リスト           

  
藤原伊織に関する書籍をご紹介しています。






このサイト「 藤原伊織 の書籍リスト 」について
世界最大の通販サイト「Amazon」と提携して、評価の高い厳選した商品をご紹介しています。

シリウスの道〈下〉 (文春文庫)
価格: 540円
レビュー評価:4.5 レビュー数:7
作者が藤原伊織でなければ星5つとしたところだ。
しかし、藤原伊織のクオリティはもっと高いはず。
物語のいくつかの柱がもっと密に絡み合うことを期待したのは、厳しすぎるか。
なんかあっさりしかもきれいにまとまりすぎたという気がする。
とはいえ、エンターテイメントとしての出来は無論いい。
人物が書けているから、多少の強引さもそんなに気にならない。
非常に引き締まった小説である。
老若男女を問わずおすすめの小説である。きっと楽しい時間となるはずである。

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蚊トンボ白鬚の冒険〈上〉 (講談社文庫)
価格: 660円
レビュー評価:3.0 レビュー数:4
2007年5月に藤原氏逝去の報を聞き、著作を確認して「こんなに作品を出していたのか」と知りました。私にとっては1995年の『テロリストのパラソル』以降、疎遠な作家さんでありました。その後、何点か作品を読了しました。

本作、『蚊トンボ白髭の冒険』は、モヤモヤが残りすぎて後味が悪い。

登場人物たちの行動の根拠となる動機が弱いのです。説明がないので分からない。
人が行動するには、何らかの根拠があるはず。現実においては、説明しようもない衝動的行動もある。が、物語であれば、行動の根拠になる想いが説明されるべきだ思う。説明までなくても、衝動
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蚊トンボ白鬚の冒険〈下〉 (講談社文庫)
価格: 660円
レビュー評価:4.0 レビュー数:4
「テロリストのパラソル」を読んで以来、大好きな作家の藤原伊織さんの作品でしたが、人間の頭の中に蚊トンボが住み着くという内容があまり興味をそそられず、ずっと読まずにいました。しかし、今年の5月に藤原さんが亡くなられすべての作品を読もうと決め、いざ読んでみると主人公と蚊トンボ白髭のコンビがとても痛快で、うらやましくなるくらいの関係でした。読み終わった後「もっと続きが読みたい」、「このコンビの活躍をもっとみたい」とつよく思いました。他の方のレビューは厳しいけど藤原作品の中で自分としては1、2位の作品です。
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テロリストのパラソル
価格: 1,427円
レビュー評価:4.0 レビュー数:52
 ご都合主義という意見には確かに納得です。主人公島村の行動範囲は警察から追われている身ということもあり狭いですし、得られる情報も新聞からやバーテンをしてた時の客やそのつて、そして奇妙なヤクザ浅井や被害者の娘塔子からなどで、近しい存在からがほとんどです(それに浅井や塔子は向こうからやってきますし)。また、学生運動に対するマスターベーション的小説という批判もたしかにできるでしょう。ストーリーや謎解きを重視したミステリー作品という観点からすると、欠点は多々あるかもしれません。でも、この作品をなおも傑作にしているのはここに込められている美学だと思います。どの場面をとっても、登場人物を介した作者の美学
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春疾風 見届け人秋月伊織事件帖 (講談社文庫)
価格: 560円
レビュー評価:3.0 レビュー数:1
ほどがいい短編集といったところ。
秋月伊織は、名前もしゅっとしてるし、腕も立つし、お藤に惚れられているところといい容姿もいいようです。
ただ見届け人という性格からか、話の中で一歩引いているような印象を受けます。
主人公が一歩引いてるせいか、話自体もアクションシーンは少なめで大人しい印象です。

シリーズ化されているようなので2巻目以降でもっと活躍して欲しいです。
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遠花火―見届け人秋月伊織事件帖 (講談社文庫)
価格: 560円
レビュー評価:4.0 レビュー数:1
 一千石の御旗本の次男坊で、兄は権力のある大目付、
腕も立つし男振りも良い主人公・秋月伊織が江戸の噂を追いかけ、
様々な事件に巻き込まれる。
 そう書いてしまうと、いかにも単純な時代劇のヒーロー物風だが、
巻き込まれる事件が興味深く、複雑な状況や背景を持つものなので、
なかなか楽しめる作品集であった。
 
 なかでも表題作『遠花火』は、水戸藩から拝領の鉄砲を持って
逐電した西山藩の御筒役・柏木を秋月伊織達が追うという、
一見、単純そうな事件が、実は藩と藩の反目や、
容姿に劣
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乱歩賞作家 青の謎
価格: 1,890円
レビュー評価:4.5 レビュー数:2
 沈黙の青 心中事件と思われた友人の死の真相を派遣社員の直子が必死に探る
 ダナエ 画家の宇佐美が自分の作品を傷つけた少女とその共犯者に接触しその理由を知る
 ターニング・ポイント 女性保安士の八木とその友人岩田がマークした3人の女性客の正体。
 サイバー・ラジオ 詐欺師の主人公青木が、個人タクシーの運転手の掴んだ大企業の裏経理簿を調べる。
 盗み湯 心臓麻痺で死んだ人物の遺体をめぐる温泉街の顛末

 どの話も面白く、「さすがだなー」と納得がいく一冊でした。
 とくに面白かったのが
「ターニング・
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蚊トンボ白鬚の冒険
価格: 1,995円
レビュー評価:4.0 レビュー数:5
ハル・クレメント「20億の針」、岩明宏「寄生獣」、ゆうきまさみ「鉄腕バーディ」・・・。宇宙人が人間と一体化し、超人的な能力を得る・・・というストーリーは珍しくないが、本作はカラスに追われた「蚊トンボ」が、青年の頭の中に埋め込まれ合体(?)してしまい、彼は瞬間的に超人的な運動能力を発揮できるなどの特殊な能力を得るところから始まる。

主人公の達夫は天涯孤独の境遇、配管工、20歳の青年。だがいまどきの若者に似合わず、実直、胆がすわり、妙に義理堅く、筋を通す・・・。
住んでいる安アパートの隣人の男と、ヤクザとのいさかいに関わったことから、自分もトラブルに巻き込まれていく・・・。巻き込まれた
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ダックスフントのワープ
価格: 1,325円
レビュー評価:3.0 レビュー数:1
誰だってたった一人で生きているわけではない。生きると
いうことは、誰かを傷つけ続けることなのかもしれない。
ダックスフントの物語を読んでいてそう感じた。きれいごと
だけでは生きていけない。時には何かを犠牲にする覚悟も・・・。
でも、常に前向きに生きていく心構えも必要だ。誰かの
ために生きなければならないと思うこともあるだろう。この
作品では、本当にいろいろなこを考えさせられた。
10歳の少女マリもきっとそうだったのだろう。幼い心で
何を考え続けたのか?彼女の選択を知ったときは、胸が痛く
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てのひらの闇
価格: 1,750円
レビュー評価:4.0 レビュー数:16
事件の核心に迫りながら主人公の意外な過去の話をしたり、バー店員との軽快なやりとりがあったり、やくざとの駆け引きがあったりと目が離せない展開にはまってしまった。主人公の堀江はどこか抜けたところがあるものの、放っておけない魅力ある人物であり、そんな彼の人柄もこの物語に惹かれた理由だと思う。ただ、会長自殺の原因が意外と単純で個人的には納得できなかった。
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