藤原伊織 の書籍リスト           

  
藤原伊織に関する書籍をご紹介しています。






このサイト「 藤原伊織 の書籍リスト 」について
世界最大の通販サイト「Amazon」と提携して、評価の高い厳選した商品をご紹介しています。

ダックスフントのワープ (文春文庫)
価格: 500円
レビュー評価:4.0 レビュー数:3
実家に忘れてきたので、2冊目を買いました。透明感を持ちながらも、ずっと心に残り、また読みたくなります。
メインストーリーに挿入されている、主人公の語る「ダックスフントのお話」。そこだけ取り出して一冊の絵本にしたいほど、美しく鮮烈な印象を受けました。藤原伊織さん、童話作家になってほしい。。。

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雪が降る (講談社文庫)
価格: 620円
レビュー評価:4.5 レビュー数:20
「テロリストのパラソル」からのファンですが、この「雪が降る」は最も好きな作品です。
人間の感情や行動の底にあるものを読み易く、かつ無駄の無い文章で表現しており、
読んで損はないと思います。
読んだ後に貴方は何を感じ取るでしょうか。
勿論、他の作品も優秀作ですよ。
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てのひらの闇 (文春文庫)
価格: 660円
レビュー評価:4.0 レビュー数:16
事件の核心に迫りながら主人公の意外な過去の話をしたり、バー店員との軽快なやりとりがあったり、やくざとの駆け引きがあったりと目が離せない展開にはまってしまった。主人公の堀江はどこか抜けたところがあるものの、放っておけない魅力ある人物であり、そんな彼の人柄もこの物語に惹かれた理由だと思う。ただ、会長自殺の原因が意外と単純で個人的には納得できなかった。
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テロリストのパラソル (角川文庫)
価格: 620円
レビュー評価:4.0 レビュー数:8
賞をとった作品だけあって、文章がしっかりしていて読み応えがあった。
文学作品としてミステリーとして引き込まれる作品でした。

様々な犯罪のある昨今。
「若者は危険!?」と言われているが、私にいわせると昔も同じかな・・・と。
テロリストの破壊型の心境、人間の心のダークな部分の描写にゾッとし、考えさせられた。
「そういう心情もあるのかもしれない」と分かったが、皆コントロールしているのでしょう。

最後のストーリー展開に、驚きました。
人間の狂気のスイッチは、“嫉妬・プライド・コンプレック
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シリウスの道
価格: 1,800円
レビュー評価:3.5 レビュー数:31
広告代理店に勤める辰村祐介が突然思い出す、明子、勝哉という二人の幼馴染と過ごした遠い過去、そしてある出来事。25年のときを超えて、離れ離れになった3人の再開を促す事件の真相は。

多くの人々が、自分ではない、誰かの影響で喜んだり怒ったり哀しんだり楽しんだり。広告業界の内幕を描きつつ、人の連なりを描いた作品。

シリウスってのは、おっきい星とちーさい星の連星。連星ってことは互いの重力によって結びついているわけで、人も質量があるわけで、重力を持っていて互いに結びついているわけで。
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テロリストのパラソル (講談社文庫)
価格: 650円
レビュー評価:4.0 レビュー数:52
 ご都合主義という意見には確かに納得です。主人公島村の行動範囲は警察から追われている身ということもあり狭いですし、得られる情報も新聞からやバーテンをしてた時の客やそのつて、そして奇妙なヤクザ浅井や被害者の娘塔子からなどで、近しい存在からがほとんどです(それに浅井や塔子は向こうからやってきますし)。また、学生運動に対するマスターベーション的小説という批判もたしかにできるでしょう。ストーリーや謎解きを重視したミステリー作品という観点からすると、欠点は多々あるかもしれません。でも、この作品をなおも傑作にしているのはここに込められている美学だと思います。どの場面をとっても、登場人物を介した作者の美学
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遊戯
価格: 1,575円
レビュー評価:4.5 レビュー数:9
著者が病気で亡くなったため未完となった作品であり、続きが読めないのはとても残念。相変わらずテンポがよく、CM業界の詳細を丁寧に描きながら少しずつ物語が展開されていくのだが、短編としても読めるので、途中まででも十分に楽しめた。

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シリウスの道〈上〉 (文春文庫)
価格: 540円
レビュー評価:4.5 レビュー数:5
ある意味で、「ビジネス小説」である。
主人公の辰村は、藤原作品の主人公に共通する「美学」を持っている。
それは、過去に生きてしまって、過去にこだわり、それでも今を
シニカルに生きている、ややキザな男だ。
これが鼻につく人は、そもそも藤原伊織の小説は読めない。
ここに、気の強い女性、インテリヤクザなどがからむ。
これまでこのパターンを、藤原伊織は頑なに崩そうとしなかった。
書評などでさんざん叩かれても、どこ吹く風で自分の小説スタイルを変えなかった。

もしかしたらそれが藤原伊織本人の美学
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ダナエ
価格: 1,300円
レビュー評価:4.5 レビュー数:10
 表題作を含め3篇の作品が収められた本

 「ダナエ」展示されていた肖像画に、なにものかによって硫酸がかけられ破損してしまった。
 一人で犯人を探していた画家がたどりついた意外な犯人と、その動機。

「まぼろしの虹」血のつながらない29歳の姉と23歳の弟が自分達の母親の不倫相手について話し合うのですが。

「水母」10年前の恋人の映像作品「水母」を見ていると、突然画面が乱調になり面食らう主人公。作品の上映が終わったあとに、見知らぬ男性に相談をもちかけられて。

 文章がきれいなので、さ
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Vintage'07(ヴィンテージ・セブン)
価格: 1,470円
レビュー評価: レビュー数:

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名残り火 (てのひらの闇 (2))
価格: 1,700円
レビュー評価:4.0 レビュー数:5
 藤原伊織の小説ははっきり言ってワンパターンだ。それでも、新作が出ると必ず手に取ってしまう。だから、新作がもう読めないってのは、やっぱり淋しい。
  藤原伊織の小説の主人公には、いつも反発を感じる。この小説の言葉を借りれば、“ニヒルなガキ”っていうキャラ。年齢の設定は様々だけど、アウトローを気取りつつも表面的には無難なリーマン生活を送っていて、ある事件をきっかけに大きく日常を逸脱する行動に出る。動機は友情だったり、自らの矜持だったり、過去の清算だったりするんだけど、やっぱ全共闘世代ならずとも、こうしたコンテクストが多くの人々の琴線に触れるってことは、みんな現状の自分に満足していな
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ひまわりの祝祭 (講談社文庫)
価格: 790円
レビュー評価:3.5 レビュー数:12
世捨て人となって生きる気力を亡くしていた男のもとに、昔の同僚が訪れるところから事件が始まっていく。ストーリはいつも通り読みやすくページ数が多かったにも関わらず引き込まれた。お金に執着がなく面倒なことを嫌う男だが、面倒に巻き込まれるのを受け入れたのは妻の自殺の真相を究明したかったからであり、妻への愛は本物だったと思う。妻の自殺の真相が意外と単純だったのはがっかりだったが、最後に絵を燃やしてしまうのはなくなった妻と妻に似た不幸な女性への送り火ということでよかったと思う。
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