東野圭吾 の書籍リスト           

  
東野圭吾に関する書籍をご紹介しています。






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世界最大の通販サイト「Amazon」と提携して、評価の高い厳選した商品をご紹介しています。

幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))
価格: 1,000円
レビュー評価:4.0 レビュー数:72
海外への出張が多いので、なるべく、厚めの本、という単純な理由で本書を選んだ。
読み始めは、さほど、おもしろいとは思わなかった。だらだらと物語が進んでいくのだが、なぜか次のページが気になる。謎が増えていくのだ。2/3ほど読み進んだ頃だろうか。何の疑いもしていなかったことが、突然、巨大な謎となった。油断していた。
ここから、仕事のことを忘れて、引き込まれてしまい一気に読んだ。
ラストは、わたしが期待を込めて予測したものとは大きく異なるが、謎はすべて解けたので満足しいている。
読了感は爽快なものではなかった。が、しかし、後味が悪いというものでもなかっ
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時生 (講談社文庫)
価格: 790円
レビュー評価:4.0 レビュー数:72
本書は不治の病を患う息子の最後のときに、宮本拓実が妻に23歳時にあった少年との思い出話である。

宮本拓実の23歳の時はろくでもない生活をしていた。ふてくされていたといってもいい。まともな仕事にを見つける努力をしないで、世間からあぶれているのは自分のせいでなく、自分を捨てた者のせいだと思っている。そのときに未来から来たトキオという青年と出会うのである。警備会社の面接のあとで、突然恋人の千鶴が姿を消すのである。トキオと共に千鶴を探すのがこの話の中心である。それと共に、自分の出生の秘密も知ることになる。

人のせいにしても、悪い状況がいい状況に好転
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美しき凶器 (光文社文庫)
価格: 600円
レビュー評価:4.5 レビュー数:15
これまで読んだ東野作品の中でもまた少し異色な印象。
サスペンスでありながらどこかファンタスティックな匂いもする、
ひとことであらわせない不思議な話。

それはなぜかと言うと、主人公の女―あえて女性とは言わない、
が、謎だらけなうえに想像に難い容姿と能力を持っているからだ。
そしてこれは、作中では"タランチュラ"と表されているその女の、
恐ろしくも悲しい狂気に満ちた物語なのだ。

その女と罪を犯した元スポーツ選手達4人の男女、
彼らの追いつ追われつのバトルが非常にスリリングで
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どちらかが彼女を殺した (講談社文庫)
価格: 620円
レビュー評価:4.0 レビュー数:39
読んでいる最中は加賀恭一郎vs和泉康正の対峙に見ごたえを感じつつ楽しんで読んでいましたが、「加賀恭一郎シリーズの1つ」という前知識しか持たずに読み始めたため、最後、犯人が明かされないまま終わったとき、ただ「何これ?」という印象しかありませんでした。
つまり今まで何冊もの推理小説を読み、自分なりに展開を推理しながら読んでいたつもりでも、実は「最後になれば、犯人を明かしてくれる」という考えの下、ストーリーに身をまかせていただけにすぎなかったのですね。
しかしこれは、犯人をつきとめるのは、加賀恭一郎ではなく読者。つまり、読みながら細部に注意を払い、自分で推理をしていく小説。
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黒笑小説 (集英社文庫)
価格: 580円
レビュー評価:4.5 レビュー数:12
まず、最初の4編でいきなり度肝を抜かれる。
彼が"直木賞"を受賞するに至る経緯、更に受賞した際のコメントをご存知の方なら、
思わず「ここまで書いていいの?東野さん!」と言いたくなるでしょう。
しかも、これを書いたのは受賞する以前。
若干冷や汗が滲み出てきますが、しかし受賞した今だからこそ笑って読める?

中盤、少々おふざけが過ぎるかな?という作品も登場するが、
発想がとてもユーモアで奇抜なのにオチがしっかり的を得ていたりするので、
バカバカしいなぁ・・と思いながら読んでも最後は「あるある・・わかる
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変身 (講談社文庫)
価格: 620円
レビュー評価:4.0 レビュー数:89
これを読んで
この作家は生まれるのが数十年早かったら確実に教科書に登場すると思いました。
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宿命 (講談社文庫)
価格: 650円
レビュー評価:4.0 レビュー数:63
最後の設定に「おお!」と唸ってしまったが、宿命という題名のとおり犯人探しというよりも、「血縁」というか「運命」というか人間同士の不思議な繋がりがテーマになっているように感じる。実験の件は現実感がなく、「こんなことはありえない」という物語だが、ラストのもっていきかたに好感がもてるし、後味も悪くない。
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分身 (集英社文庫)
価格: 730円
レビュー評価:4.0 レビュー数:51
違う環境で育った二人の女性がクローン技術によって造られ、そして互いにあるきっかけをもとに自分たちの生い立ちを追うことになる。
クローン技術についての応用や道徳感についても軽妙に織り交ぜられており、近い将来の人類のあり方を考えさせられた。
同時に、人とは?とか、アイデンティティとは?など個人の生き様、表し方にも考えることがあった。
本来は星5つにしたいところだったが、この二人の女性が出会う過程があまりにも出来すぎていて、というかショートカットされている感があったところが星1つ評価を落とした。
作者の狙いがその過程のプロットに重きを置かれていないと
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むかし僕が死んだ家 (講談社文庫)
価格: 560円
レビュー評価:4.0 レビュー数:52
学生時代の恋人に懇願されて、彼女の父親が生前に通っていたと思われる"謎の屋敷"を訪れることになった「僕」。
幼い頃の記憶が欠落している彼女は、その家にこそそれを蘇らせる手がかりがあるのだと信じていた。
しかしその家に人が住んでいる気配はなく、代わりに残されていた不気味な物たち。
2人は、それらを手がかりにその家に秘められた謎を解こうとするのだが・・。

物語は家の中から一歩も外へ出ることがなく、この家を訪れたところから始まり、そしてこの家の中で完結する。
今ここで事件が起きているわけではないのだが、廃屋の中で解き明かされ
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天使の耳 (講談社文庫)
価格: 560円
レビュー評価:4.5 レビュー数:13
本書は、交通事故を題材とした短編ミステリー6本が収められています。
スピードの出しすぎ、駐車違反、あおり、マナー違反等々、
つまり一言で言えば、運転時の油断が招く取り返しのつかない事態を出発点に、
当事者たちの身勝手な振る舞いも仮借なく描きつつ、
うやむやにされていた事故の真相や、事故の背後の謎などが鮮やかに解明されていきます。

基本的に勧善懲悪というか、自己中心的な登場人物に天誅が下されるという形で、
死や重傷が絡む暗いトーンの物語にカタルシスがもたらされるのですが、
そんな中「鏡の中で」の収
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片想い (文春文庫)
価格: 800円
レビュー評価:4.0 レビュー数:55
作者は学生時代の友情の行方を書きたかったのだろう。それをあぶり出すために、時間経過(各々が社会に出て家庭を持つ)と性の問題を扱ったのだと思う。こういう話の組み立て方は上手い。
ただ、性同一性障害の記述は頭でっかちな印象があり、ミステリーとして提示される謎は魅力が薄い。
もちろん、そういった問題に挑戦しながら人間の暖かい面を書こうというスタイルには好感が持てるが、今まで読んだ東野作品に比べると、ドラマ的にもミステリー的にもコクがないような気がした。
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